- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道上富良野町
- 広報紙名 : 広報かみふらの 2025年4月10日号
町の地域おこし協力隊が日々の活動を報告します!
◆3年間ありがとうございました! 今後もよろしくお願いいたします!
ジオパーク専門員 富島 千晴(とみじま ちはる)
十勝岳ジオパーク推進協議会の専門員として活動してきました富島千晴です。3年の任期満了まで1カ月早くなってしまいましたが、3月31日に上富良野町・地域おこし協力隊を卒業しました。
夏休み子ども体験教室の岩石教室をはじめとする子ども向け体験学習事業などで火山の噴火実験を開発・実施したり、子どもたちと一緒に活火山・十勝岳へ上がり、自分たちが今踏み締めているこの地面、足元にあるのはどんな火山噴出物なのか、噴火当時は一体どのようなことが起こっていたのかなど、一緒に観察し学んできました。新しい学びや発見があった時の子どもたちの目の輝きは、何度見ても心に響くものがあります。上富良野町へ移住してきた当初は、町に上手く馴染むことができるだろうか、自分がこれまで培ってきたことを活かしてきちんと町に貢献することができるだろうかと、不安が大きくありました。しかし、そんな不安も払拭してくださる役場職員の皆さまや町民の方々に支えられて、自分らしさを失うことなく毎日楽しんでジオ業務に取組むことができました。心優しく、心温かな町民で満たされた上富良野町へ移住してくることができ、心から幸せだったと感じておりますとともに、関わってくださった上富良野町の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。3年間、本当にありがとうございました。まだまだ火山防災やサイエンスの興味深さなど、共に学び、お伝えしたいことが山ほどあるのは心残りです…。
4月1日からは、美瑛町の職員になり、郷土学館美宙の運営、十勝岳ジオパークの推進にまい進していきます。隣町ではありますが、この地域に残ることになりましたので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。