くらし 美瑛・上富良野エリア 十勝岳ジオパーク通信

◆印象材を使って十勝岳連峰をつくってみました!
2月23日(日)、旭川市立科学館サイパルにて開催された大雪山カムイミンタラジオフェスティバルへ今年も参加してきました。
「火山噴火で山体ができる様子を見てみよう」をテーマに、歯科用印象材を用いて十勝岳連峰の成り立ちについて実験と解説を行いました。参加者は、それぞれの好きな色の絵の具を混ぜてマグマを着色し、山体の地下に形成した火口から絞り出して色とりどりの溶岩を流出させました。参加者数は91人に上り、合わせて実施していたオリジナル缶バッチ作成コーナーも参加者数142人と人気を博しました。
印象材を用いた溶岩流出では、水の量を変えることでマグマの粘り気を変えることができ、水のようなさらさらな溶岩から、縄状溶岩、溶岩ドームなど多様な形態の溶岩流出を参加者たちと楽しみながら学ぶことができました。
十勝岳連峰の噴火年代に即した順番で石垣山から順番に噴火させ、ストローを用いた簡易ボーリング実験も実施、火山地質学的な野外調査の手法についても紹介しました。天然の山では絶対にできない、山をカッターで切ってみるというのも、形成した溶岩の重なりを実際に断面図として学ぶことができ、子どもだけでなく保護者の方々からも感嘆の声が上がりました。

◆3月10日号のジオクイズの答え
A:1万6,667座
「日本は山の国」とよく分かります。ちなみに北海道の山の数は1,000座を超え、都道府県で第1位です。

Q.2万5千分の1地形図に載っている日本の山はいくつあるでしょうか?

◆フォトコンテスト審査結果
※詳細は本紙をご覧ください。