くらし 消防だより

◆意外と身近に、危険物!? 実際に起きた火災事例
6月号で日常的に使っているものにも火災を引き起こす危険物が含まれていることがあることをお伝えしました。今月号で実際に起きた火災事例や安全に使用するポイントについて説明していきます。実際に起きた事例を基にするととても身近に感じます。ご家族の皆さまで見て学び火災から命を守るための対策をしましょう!

◇火災・事故を起こさないためにするべきこと6選!
・給油の際は必ず火を消すこと!
・給油した後は、カートリッジタンクのふたを確実に締め、タンクから灯油が漏れていないか確認すること!
・アロマオイルや塗料の付着したウエスなどを乾燥機で乾燥させないこと!
・除光液などの可燃性蒸気が発生しているところで火気を使用しないこと!
・マニキュアを塗る時や落とす時は、部屋の換気をしっかり行うこと!
・油分が付着した布類や紙類を水に浸さずに袋や容器などに入れて放置しないこと!

◇火災事例
〔灯油〕
(1)石油ストーブの火を消さないまま、カートリッジタンクに灯油を補給したところ、こぼれた灯油に石油ストーブの火が引火し、火災になった
(2)給油したカートリッジタンクを石油ストーブに戻そうとしたところ、タンクのふたを閉め忘れていたため、タンクから灯油が漏れて引火し、住宅が全焼。隣家2棟にも延焼し、一人が軽傷を負った

〔アロマオイル・塗料〕
(1)アロマオイルが付着したタオルを電気洗濯乾燥機で洗濯・乾燥をさせた後、洗濯機内に放置していたため、オイルの酸化熱により自然発火し火災となった
(2)ひまわり油を含有する塗料を使用して塗装後、使用したウエス(ぼろ布)を物置に放置していたところ、自然発火し、物置と周辺の物が燃えた

〔マニキュア・除光液〕
マニキュアや除光液で爪の手入れをしていた途中で、たばこを吸おうとライターで火をつけたところ、除光液の可燃性蒸気に引火し、火傷を負った。

問合せ:上富良野消防署
【電話】45-2119