くらし いいね! 農業センター君

■今年は虫が多いの?少ないの??

▽また多発したマイマイガ
春から北海道中に発生が見られる「マイマイガ」、ほとんどは樹木や野草に住みつき、葉を食害してきました。川沿いは緑色の褪せた樹がたくさん見られ、葉脈だけ、枝だけ残っているということも多かったようです。今春羽化した成虫は樹木だけでなく建物の壁等にもあった卵が孵化して、どこでも見られるような発生量でした。
農作物に被害は出ていませんが、昨年は一件あり、今年も危うい状況ながら、もう成虫なので今後は被害はないでしょう。
ただし「10年に一度多発」が発生周期ですが、1~2年で終わるとは限りませんので、卵塊を発見したらこそぎおとしてください。
一昨年多発したクスサンの幼虫も見られています。今後どうなるか?

▽暑い夏は虫が多い?
また今年も猛暑が予想されてますが、暑いと虫が多いかどうか?ですね。
多発要因として
(1)一定周期で多発
(2)大陸で多発し、気流に乗ってくる
(3)高温で卵~成虫~産卵のスパンが縮小し、長く多く発生
(4)高温で越冬数が多い
等、色々ありますが、高温は大きく影響します。
現在幌加内町内で確認されてる作物別の虫は以下の通りです。
・ウリハムシモドキ(ソバや豆類)
・カメノコハムシ(〃)
・シロシタヨトウ(作物全般)
・タデノクチブトサルゾウムシ(ソバ)
・イネドロオイムシ(水稲)

▽これから多発が予想される農作物に影響する害虫(病害虫防除所より)
・アワノメイガ(コーン類)
・コナガ(アブラナ科野菜)
・ネギアザミウマ(ネギ、タマネギ)
・モンシロチョウ(アブラナ科野菜)

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