- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道小平町
- 広報紙名 : 広報おびら 2025年4月号
■教育施策
本町が将来にわたって発展していくためには、様々な課題を見つけ、自ら立ち向かい多くの人々と連携協働して、最適な解決方法を導き出していく力を身に付けるとともに、持続可能な社会の創り手となり、多くの人々が幸せや生きがいを感じられる社会を実現していくことが大切です。このことを踏まえ、本町の教育は第2次小平町教育振興基本計画に基づき、未来を担う子どもたちが、自分の人生を切り拓くための資質・能力を育み、仲間と協働して主体的に可能性を引き出す教育を推進するために、教育諸環境を整備し、教育委員会とのさらなる連携を図ってまいります。
学校教育につきましては、本町においても少子化が進み、今後学校教育の在り方につきまして協議・検討を行っていく時期に来ております。地域の保護者の皆様をはじめ町民の皆様よりご意見を頂戴し、適切に且つ迅速・丁寧に進めてまいります。また、様々な自然災害など不測の事態に直面した際でも、児童生徒の安全・安心を確立した学校教育の学びを確実に保障してまいります。これからの教育は地域に貢献する活動を積極的に実践するなど、地域との連携協働なしでは進めることが困難な状況となっており、地域に根差した教育を推進することが大切になってきております。
次に劇的に変化する令和の時代に、主体的に対応していくため、国のGIGAスクール構想の柱の1つである一人一台端末を推進し、すべての児童生徒分の端末について、学習アプリを継続的に活用できるよう高性能の端末へと更新してまいります。さらに教職員が利用する校務用パソコンにつきましても、校務の情報活用一元化にともない、必要な台数を更新し情報活用体制の向上を図ってまいります。
また、中学校で利用しておりますスクールバスにつきましては、老朽化にともない新たに人乗りのス29クールバスを購入し、生徒たちの安全・安心な登下校に資するものといたします。
社会教育につきましては、新たにスタートする「第8次社会教育中期計画」に基づき、超スマート社会における学びの在り方や、グローバル化の一層の進展など、急速な社会環境の変化を踏まえ、まちの将来を担う人材の育成や社会教育分野の学びを通じた人とのつながりをこれまで以上に大切にしながら目指す姿の実現に向けた取組を進めてまいります。
また、まちの大切な財産であります「旧花田家番屋」につきましては、耐震改修・保存修理基本設計が終了し、今後の実施設計及び耐震補強・保存修理工事に備え、折損しております大梁の代替木の調達を行ってまいります。
■おわりに
依然として、取り組むべき課題は数多くありますが、将来にわたり町民の皆様の安全・安心な暮らしを守り、次世代に誇れるまちの未来を守るため、本町の強み・魅力を活かした持続可能な発展を目指し、職員と一丸になり全力を尽くしてまいりますので、議員並びに町民各位のなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、令和7年度の町政執行方針とさせていただきます。