- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道天塩町
- 広報紙名 : 広報てしお 2025年9月号
■台風への備え、できていますか?
平成28年8月、北海道に台風が次々と接近・上陸し、大きな被害が発生しました。あのときの記憶が残っている方も多いのではないでしょうか。実は、北日本で大きな災害をもたらした台風の多くは、8月と9月に集中しています。
この時期は、夏のあいだに日本を覆っていた太平洋高気圧が弱まり、台風が近づきやすくなります。さらに、海水温が一年で最も高く、台風が勢力を保ったまま北上しやすいため、北海道でも大きな影響を受ける可能性があります。
台風の被害を減らすには、日ごろの備えが欠かせません。平常時にハザードマップで避難場所や経路を確認し、家族で共有しておきましょう。非常持ち出し品も、あらかじめそろえておくことが大切です。台風接近の情報を見聞きしたら、早めに家のまわりを点検しましょう。飛ばされそうな物は屋内にしまうか、しっかり固定しましょう。あわせて、側溝や排水溝の掃除もしておくと安心です。停電に備えて、懐中電灯や携帯ラジオ、モバイルバッテリーなども使える状態にしておきましょう。
台風が近づいたときは、気象台の警報・注意報や危険度分布(キキクル)、自治体からの避難情報を確認し、必要に応じて早めに避難行動をとることが重要です。
実際に暴風になると、飛来物でけがをしたり、車が横転したりすることもあります。大雨で冠水した道路では、側溝との境目が見えにくくなり、転落するおそれもあります。こうした中での避難は危険を伴います。だからこそ、風や雨が強まる前に、安全なうちに避難を始める判断が、自分と大切な人の命を守ることにつながります。
台風情報(気象庁ホームページ):【HP】https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#contents=typhoon
お問い合わせ先:旭川地方気象台
【電話】0166-32-7102【URL】https://www.data.jma.go.jp/asahikawa/index.html