- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道天塩町
- 広報紙名 : 広報てしお 2025年9月号
●「地域の人に話を聴く会」天塩高
天塩高校では、令和4年度より教科の枠を超えて生徒が主体的に課題を発見・設定し解決力を養う目的で「総合的な探究」授業を先駆的に実施しています。7月16日、同校体育館を会場に1年生15名と町民11名(酪農業者、薬剤師、菓子店主、飲食店主、観光協会長、地域おこし協力隊、役場職員等)参加で「地域の人に話を聴く会」を行いました。生徒1~2名が、観光・特産品・教育・福祉など各分野ごとに各人にインタビューによる対話を通じて、多様な視点を持ちながら町の課題や魅力、可能性などについて聴き取りました。今後、これらの整理考察を経て動画を制作し発表する予定です。
●交通安全の願い込めたのぼり旗
7月22日、天塩警察署で交通安全旗の貸与式が行われ、天塩小2年生の山上司さんが小関貴史署長に旗を手渡しました。旗に書かれた標語は山上さんの作品で、町交通安全協会の主催で実施された「天塩町交通安全標語コンテスト」において大賞に選ばれたものです。この旗は、夏の交通安全運動の開始に合わせて町内各所に掲げられています。
北海道警察では、信号機のない横断歩道において歩行者は手を挙げるなどして横断する意思を示し、ドライバーは「横断歩道は歩行者優先」であることを理解した運転行動を実践する「ハンドサインでストップ運動」を実施しています。
●国伴走支援官との意見交換
本町は「地方創生推進のため国の地方創生伴走支援制度」の本年度の支援自治体に選定され、3名の支援官と日々施策を協議しています。7月25日、支援官の農林水産省大臣官房デジタル戦略グループ・河津豪課長補佐が来町し、町議会議員9名、町長・副町長、関係職員への施策案説明と意見交換会をてしお温泉「夕映」にて行いました。主に基幹産業である酪農業の担い手・後継者対策としての外部からの人材確保と育成、ふるさと納税推進のための戦略案について、活発な意見交換がなされました。翌26日、河津支援官は町内の農業者を訪問しヒアリング・意見交換を行いました。町のニーズや状況をふまえて今後、施策案の展開を図っていく予定です。
●プロ作家講師による作文教室
7月27日、『「我がまち」からの地方創生(石破茂共著)』など数々の著作を執筆しているノンフィクション作家の神山典士(こうやまのりお)さんが来町し、「作文大好き~書くことが好きになったよ~」上映会・プロの作家が教える作文教室が開催され、小学生から60歳代までの10名が参加しました。映像では神山氏が実施している「夢を叶える作文教室」の内容や、脳科学者・茂木健一郎氏と文章力に関する対談を鑑賞。大谷翔平選手が高校生の時に書いた作文の事例から、自己実現のための作文、人の心を動かす文章を作成するためのポイントとして「五感を使う」「書いてから考える」等について解説しました。
●社明運動総理大臣伝達式
7月29日、第75回「社会を明るくする運動」総理大臣メッセージの伝達式が行われました。天塩地区保護司会天塩支部の鹿児島雅代支部長ら5名の保護司が役場を訪れ、吉田町長に総理大臣メッセージを読み上げ、手渡しました。
犯罪や非行に陥る人を減らすためには、地域に根差した様々な支援が必要とされています。また、過ちを犯した人を地域の中に受け入れ、見守り支えるまなざしも重要です。「社会を明るくする運動」は、犯罪のない安全で安心な地域社会を築くための全国運動として、様々な取り組みを行っています。