くらし 美幌町地域包括支援センターだより

認知症になっても安心して暮らせる美幌町に
~若年性認知症について(4)~

『高齢者の認知症との違い』

若年性認知症は特徴や対応の仕方も異なってくるため、高齢者の認知症との違いを知ることも大切です。

○発症年齢が若く男性に多い
平均で51歳

○初期症状が他の疾患との見分けが難しく診断しにくい、診断までに時間を要する。年齢的に「疲れのせい」などで受診が遅れる

○経済的な問題が大きい
働き盛りの人が多く、休職や退職により、経済的に困窮する可能性がある

○主介護者が配偶者に集中する
子どもはまだ若く、配偶者一人で介護を担いがちになる

○時に複数介護になる
若年性認知症の人やその配偶者の親は、要介護状態になるリスクが高い世代

○介護者が高齢の親である
子どもが若年性認知症になった場合、高齢の親が介護者になることもある

○家庭内での課題が多い
夫婦間の問題、子どもの養育、教育、結婚など

○見守りが大切
本人が初期で元気な場合、お世話するということではなく、できることは自分でしてもらい、見守るという介護が大切

参考)「若年性認知症支援ガイドブック」
社会福祉法人仁至会
認知症介護研究・研修大府センター

当センターでは認知症についての相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

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