健康 さろまげんき王国

■『冬に向けた感染症対策』
冬に流行しやすい感染症にはインフルエンザやノロウイルスによる感染性胃腸炎などがあります。また、新型コロナウイルス感染症も冬にかけて感染者が増加する可能性があります。
感染症の特徴や予防について知り、これから迎える厳しい冬に備えましょう!

◆冬に感染症が流行する理由
(1)〜気温と湿度〜
低温・低湿度を好むウイルスにとって寒く、空気が乾燥する冬は最適な環境です。空気が乾燥するとウイルスの水分が蒸発して比重が軽くなるため、空気中に浮遊して広範囲に広がりやすくなります。

(2)〜免疫力の低下〜
寒さのため、体温が低くなり代謝機能が低下すると免疫力も低下してしまいます。また本来粘液でウイルスの侵入を防いでいる鼻やのどの粘膜が乾燥によって傷み、ウイルスの感染が起こりやすくなります。

◆感染予防の基本は『手洗い』
手洗いは子どものころから習慣になっていると思いますが、単なる習慣ではなく感染症を防ぎ、自分自身や周りの人の健康を守るためにも大切です。普段から適切な手洗いを意識して清潔を保ちましょう。

▽正しい手の洗い方
下記の手洗いを参考にすることで、自分の手に付着した細菌やウイルスを減らすことができます。
感染症にかかっている人の手のひらや、その人が触ったドアノブ、手すり、テーブルなどに細菌やウイルスがついていることがあります。こういった場所を触って、自分の手のひらや指に細菌やウイルスがくっついている状態で、目、鼻、口などの粘膜を触ってしまうことで感染してしまう可能性があります。こまめに手洗いをすることが大切ですが、外から帰ってきたとき、ご飯を食べる前、トイレの後に手を洗うのを習慣にしましょう。
ハンドソープでも、アルコールでも、手のひらだけではなく手の甲や指の間、爪の先までしっかりと洗うことが大切です。手洗いの前に爪は短く切り、時計や指輪は外しておきましょう。
(1)流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
(2)手の甲をのばすようにこすります。
(3)指先・爪の間を念入りにこすります。
(4)指の間を洗います。
(5)親指と手の平をねじり洗いします。
(6)手首も忘れずに洗います。
(7)泡をよく洗い流します。
(8)清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かします。
参考:厚生労働省「手洗い」リーフレット

◆ワクチンがあります
今月の広報でインフルエンザワクチンのお知らせを掲載しています。ワクチンを接種することで発症の可能性を減らすことや、重症化の予防につながります。広報の内容をご確認いただき、予防接種の効果と副反応について理解した上で接種しましょう。
※新型コロナワクチンについては、詳細が決まりましたら広報などでお知らせします。

◆おわりに
感染症予防の基本は手洗いですが、免疫力アップのためにバランスの良い食事を心がけたり、乾燥しやすい冬は加湿をしてウイルスが生存しにくい環境にする、ワクチンを接種するなど対策をして冬を元気に乗り切りましょう!

問合せ:保健福祉課保健推進係
【電話】2・1212