くらし 令和7年度 教育行政 執行方針

令和3年度からスタートした「第2次様似町教育大綱」も本年度は最終年度を迎え、「豊かな心と健やかな体を育む地域と連携した教育・文化のまち」の基本理念のもと、子どもたちが時代の変化に柔軟に対応できる人材へと成長していくことができるよう、学校・家庭・地域が一体となって、本町の教育の充実と発展に取り組んでまいります
教育長 秋山 寛幸

■幼児教育および保育の推進
▽さまざまな体験活動
子どもたちの五感を刺激し、四季を通じて様似の自然に親しむ「ジオ学習」の展開や、地場産業に触れ、自ら体験する機会を設けるなど、そこに携わる地域のかたがたの協力をいただきながら、豊かな心と郷土愛を育んでいきます。

■学校教育の推進
▽学力の向上
学力や学習状況の把握・分析をもとに、組織的な学習指導の工夫・改善に努め、特に課題の見られる児童生徒の基礎学力の定着を図るための取組を一層推進するとともに、学校と家庭が連携した家庭学習の習慣化に取り組みます。

▽いじめ・不登校対応
道徳教育を通じて、望ましい人間関係を築く力を育むとともに、「いじめ見逃しゼロ」の視点でのいじめの積極的な認知と各学校の組織的な対応の徹底を行います。不登校児童生徒には、スクールカウンセラーと学校が連携し、初期段階からの組織的・計画的な支援や、学びの場を確保するためのICTを活用した遠隔授業等の提供を進めます。

▽小中学校の夏場の暑さ対策
小中学校における夏場の暑さ対策として、エアコン設置工事を見据えて、実施設計を進めていきます。

■社会教育の推進
▽地域で支える学校教育
「学校支援ボランティア」や「地域の人材を活用した教育支援活動」など、あらゆる世代の町民が参加し、さまざまな活動の積み重ねを有効活用することにより、「学びの好循環」につなげ、地域の多様な可能性を引き出すような事業展開を図ります。

▽中央公民館の大規模改修
昭和51年にオープンし、町民にとって身近な学習拠点であり交流の場である中央公民館は、平成10年に大規模改修を実施しましたが、今後も施設を長寿命化し有効活用するため、2回目の大規模改修の実施に向け、施設の現状調査を行い改修の基本設計を実施します。

■図書館活動の推進
▽図書館の大規模改修
平成4年のオープンから32年余りが経過し、老朽化や更新時期を迎えていることから、施設を長寿命化し有効活用するため、大規模改修の実施設計に取り組みます。

■スポーツの推進
▽スポーツ施設
適切な維持管理と利便性の向上に努めるとともに、スポーツセンターは施設の今後のあり方について、利用者の要望を踏まえ、その方向性を早急に検討します。