健康 【健康情報】良い睡眠から健康に!

◆良い睡眠取れていますか?
休養は、体やこころの疲労の回復を助けるため、健康に欠かせない要素です。睡眠不足であると、日中の眠気や疲労に加え、注意力や判断力が低下することによる作業効率や学業成績の低下、事故などの重大な結果を招く場合があります。睡眠不足を含め、さまざまな睡眠の問題が慢性化すると、肥満、高血圧、2型糖尿病、心疾患や脳血管障害の発症リスクの上昇や症状が悪化することで死亡率の上昇にも関与します。また、睡眠の問題があることで、うつ病などの精神疾患の発症リスクを高めるなど生活の質に大きく影響します。

◆良い睡眠には量と質が重要です
睡眠時間は、長すぎても短すぎても健康を害する原因となり、朝目覚めたときに感じる休まった感覚(睡眠休養感)は、良い睡眠の目安となります。日常的に質・量ともに十分な睡眠を確保することで心身の健康を保持し、生活の質を高めていくことが重要です。音更町の健康づくりアンケートでは、睡眠による疲労回復が十分に取れている・取れていると感じている人は、20歳~50歳代で62.1%(全国70.4%)、60歳代で65.6%(全国86.8%)と、国よりも低い結果でした。


出典:音更町健康づくりアンケ―ト

◆良い睡眠のためにできることから始めよう
必要な睡眠時間には個人差があり、年代によっても変化します。国から公表された「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、適切な睡眠時間と睡眠休養感の確保に向けた推奨事項が、こども、成人、高齢者のライフステージごとに示されています。健康状態や身体機能、生活環境を踏まえ、できることから始めてみましょう。

▽睡眠に関する推奨事項

出典:健康づくりのための睡眠ガイド2023

※共通して気を付けること
・寝る前のスマートフォンやタブレットなどデジタル機器の使用は避ける
・カフェイン(コーラやエナジードリンクにも含まれている)の摂取量をできるだけ減らす
・就寝直前の夕食や夜食は控える

◆眠りに不安を覚えたら専門家に相談を
睡眠環境、生活習慣、嗜好品の取り方などを改善しても睡眠が十分に得られず、眠りの問題が続く場合は、医療機関に相談することをお勧めします。成人や高齢者の場合は、不眠症や閉塞性睡眠時無呼吸などの睡眠障害やうつ病などが隠れている可能性もあります。
※こども、成人、高齢者の対象別に良質な睡眠を取るための情報について、詳しくは下記二次元コード(本紙参照)からご確認ください。

問合先:保健センター内健康推進課
【電話】42-2712【FAX】42-2713