くらし 予算総額375億8998万4千円 令和7年度当初予算は骨格型予算編成(1)

町長は、令和7年第1回定例会初日の3月3日、令和7年度各会計予算案を提出し、議会が予算審査特別委員会(新村裕司委員長)を設置して審査を行った結果、定例会最終日の17日、原案どおり可決されました。令和7年度当初予算は、町長改選期となることから、町民生活に関わる経費を中心とした骨格型の予算編成です。全会計の予算総額は375億8998万4千円となり、前年度に比べ0・1%減となりました。
・骨格型予算編成とは…町長選挙を控えている場合、改選後の町長が推し進める政策の経費を当初予算に計上できないことから、毎年必要になる経費や、継続的な事業の経費のみの予算を編成することです。

■予算の概要
町は、歳入に見合った歳出規模を原則としつつ、事業の緊急度や重要度、町民のニーズなどを考慮して予算編成を行っています。
なお、令和7年度予算は、町長選挙を控えていることから、扶助費など町民生活に関わる経費を中心とする骨格型の予算編成となっています。
前年度から引き続き実施する消防防災庁舎施設整備などの継続事業や教育用タブレットの更新整備などのほか、年度当初から速やかに実施しなければならない事業について、当初予算に計上しました。

■主な事業内容
保健福祉費では、予防接種において、帯状疱疹(たいじょうほうしん)の発病やその合併症による重症化の予防を目的に、帯状疱疹予防接種を定期接種として実施するほか、個別検診の項目に新たに胃がん検診を加え、疾病の早期発見に努めるなど、健診の充実を図ります。
また、産後ケア事業において、利用希望者の増加と産後の早期支援に対応するため、デイサービス型にショートケアを追加するほか、乳児の疾病の早期発見、支援と健康診査に係る経済的負担の軽減を図るため、1か月児健康診査を追加します。
さらに、感染症対策のため、保育施設に除菌庫およびベッドを設置します。
町民生活費では、町内に住む外国人にごみ分別ルールを周知するため、指定ごみ袋に多言語を追加表記します。言語は、英語、中国語、韓国語を予定しています。
教育費では、中学校の英語学習におけるスピーキングやリスニング力の強化、海外とのオンライン国際交流による異文化理解の促進を目的に、中学校英語学習ツールWorld Classroom(ワールドクラスルーム)を導入するほか、令和7年度末で導入から5年が経過する児童生徒・教師用タブレットを令和8年度から活用できるよう更新整備します。
また、学校給食費の保護者負担軽減を図るため、値上げ相当額を継続して補助します。
さらに、地域おこし協力隊を1人増員し、音楽活動の充実を図ります。
建設費では、柏寿台公営住宅の建て替えに伴い、再配置が必要となる柏寿台北公園の移設に合わせて、近接する柏寿台南公園を統合し、新たな公園として機能向上を図ります。
産業振興費では、令和9年8月26日から30日までの5日間の日程で予定している「第13回全国和牛能力共進会北海道大会」の開催に向けて、関係団体とも連携しながら広くPR活動をしていきます。
また、町独自の事業として、本大会を機に町の魅力を発信し、関係人口の拡大を図るため、町内の関係機関・団体で「全国和牛能力共進会音更町魅力発信協議会」を設立し、事業費相当分を補助します。事業内容については、役場・木野支所への懸垂幕の設置や、魅力発信のための動画の作成、航空機機内誌へのPR記事の掲載などを予定しています。
さらに、十勝管内を8の字に巡るサイクルルート「トカプチ400」が、ナショナルサイクルルートに指定されたことから、走行環境整備を図るため、町道部分について、矢羽根標示や案内標識を設置します。
企画費では、町内会などが取り組む地域づくりを支援する潤いと思いやりの地域づくり事業のほか、地域の足として活用されているコミュニティバスの運行事業や農村地域予約制乗合タクシー運行事業を引き続き行います。
また、町と帯広大谷短期大学との包括連携協定に基づき、学生募集の強化や人材育成などを通じ、高等教育の充実や地域福祉の向上につながる取り組みに助成を行います。
さらに、音更町の開拓の祖である大川宇八郎の出身地である岩手県軽米町と昭和60年10月31日に姉妹町の締結を行い、令和7年度に締結40周年を迎えるため、記念事業を実施します。内容は、小中学生バレーボール交流事業、こども姉妹町視察研修生参加者交流会、音更・軽米資料館合同展示会などを予定しています。