- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道鹿追町
- 広報紙名 : 広報しかおい 令和7年5月号
持続可能な行財政運営を職員一体となって推進し、「第7期鹿追町総合計画」で示された将来ビジョンを実現するため、未来の世代へつながる政策を実施します。
◆一般会計当初予算総額
79億5000万円
前年度当初予算比4.7%、3億6000万円の増となりました。
令和7年度予算は、「鹿追型ゼロカーボンシティ」実現への核となる、公共施設などの大規模改修のための実施設計事業や、全国募集の成果により増加した入学者の需要に応えるべく整備した新高校寄宿舎の運営をはじめとする鹿追高等学校支援事業の拡充、防災行政無線放送施設設置工事への着手などの喫緊の課題解決に向けた予算編成となっています。
◆特別会計
30億809万円(前年度予算比1.9%増)
6特別会計の当初予算総額は、前年度予算比1.9%、5500万円の増の30億809万円となりました。
国保会計では、医療給付費などの減により8.2%減(6300万円減)となりました。
また、病院事業会計では、医療機器更新や各種委託料の増により6.2%増(4200万円増)となっています。
簡易水道事業会計では、市街地区取水施設新設事業や市街地区配水管新設事業への取り組みにより52.7%増(1億3900万円増)、下水道事業会計は、引き続き鹿追地区処理施設更新事業や瓜幕地区処理施設更新事業に取り組みますが、前年度より事業費が減となったことから全体で15.2%減(9000万円減)となっています。
介護保険会計では、介護給付費の増により5.3%増(2900万円増)、後期高齢者会計では、広域連合への納付金の減により1.4%減(200万円減)となりました。
◆歳入予算
町税については、相次ぐ物価上昇や人件費高騰により経費がかさみ、所得増が見込めないこと、農業関連の償却資産の買い控えが予想され新規取得見込みが少ないことから、前年度当初予算対比5.1%減の8億1700万円を計上し、地方交付税については、地方財政計画を勘案し、3.5%増の30億5000万円を計上しました。国庫支出金は、防災行政無線放送施設整備事業に伴う民生安定施設整備事業補助金や地方公共団体情報システムの標準化に係るデジタル基盤改革支援補助金が増となり31.1%増の7億9900万円、繰入金は経常的経費の増加などに伴い基金繰入が増となり11.3%増の9億4200万円、町債は、カーボンニュートラル関連事業や防災行政無線放送施設整備事業、消防高機能指令センター機器更新事業などが増となり25.9%増の3億9000万円を計上する歳入予算としました。
◆歳出予算
歳出予算では、行財政改革の取り組みとして令和3年度から実施している「経常経費の枠配分方式」による予算編成を継続実施し、職員一人一人が中長期的視点に立ち、すべての町民が健康で快適かつ安心して生活を送れるよう、町政運営に必要な経費を確保しました。
歳出で3番目に大きな割合を占めている公債費は町債(町の借金)を償還(返済)する元利償還金(元金と利子)のことをいいます。平成の終わりから令和の始めにかけて実施した大型事業により、近年は増加傾向で推移していて、今年度に償還のピークを迎え、次年度以降は減少に転じていく見通しです。
その他、歳出の主な事業については次ページに掲載しています。