くらし まちの音、町長の声

新得町長 湯浅真希

朝晩はストーブが恋しい季節となり、冬の足音がすぐそこまで近づいてきました。木々の色づきはあっという間で、桜と同じように、その無常の美しさに心を奪われます。今年はドングリの凶作により、熊の出没が増えることが懸念されています。年々熊のニュースが増え、不安を感じる方も多いのではないでしょうか。私自身も散歩が好きですが、最近は少し控え気味になっています。野生動物との向き合い方には本当に頭を悩ませますね。
熊を引き寄せないためにも、エサとなるような物の投棄をしないよう、皆さまのご協力をお願いいたします。町としても、関係機関と連携しながら対策を強化してまいります。
さて、就任から約3か月が経ち、町民の皆さんとの対話に力を入れています。「まきと未来トーク」は町内4か所で開催し、福祉関係の方々との「未来トーク」を1回開催し、「駅前の未来を考えるワークショップ」は昼の部・夜の部の2回に分けて実施しました。どれも、これからの新得を考えるうえで大切なスタートになったと感じています。ご多忙の中ご参加いただいた皆さまに、改めて感謝申し上げます。
まちづくりは正解のない難しい取り組みですが、同時に“楽しいものでなければならない”とも思っています。参加人数に左右されることなく継続していくこと、そして一人でも多くの方に関わっていただくことが大切です。笑顔がつながり、町や地域への想いが深まっていくことが、今と未来をつなぐ良いまちづくりにつながるのではないでしょうか。
今回の懇談会では、「次はこのテーマで話したい」「これをもっと深めて意見交換したい」といったご要望もいただきました。また、「今回は用事があって参加できなかった」という声もありましたので、今後も継続的に開催していきたいと考えています。各種団体などとの懇談会も歓迎していますので、どうぞお気軽にお声かけください。