くらし 【特集】『リサイクル』センターからごみについて考える。(1)

■美しい村で暮らす私たちのゼロカーボンに向けた取組
新生活が始まったこの季節、改めてリサイクルを考え直し、生活の中でどうしても日々出てしまうプラスチックや紙類、びん・缶類など再生可能な資源について、『ごみ』という認識を変えてみませんか?

◇『ごみ』か、『資源』か
毎週日曜日の朝、長い車列が発生する場所があります。水曜日と日曜日、資源ごみを受け入れる中札内村リサイクルセンターまでの道です。
センターが現在の場所に移転したのは平成11年秋。当初は紙パック・段ボール・缶とびんのみ受け入れていましたが、翌12年からペットボトル、15年からプラスチック容器の受け入れも始め、村の資源ごみ回収の
拠点となりました。
リサイクルセンターは名前のとおり「リサイクル」資材を受け入れるための施設です。一部、収集の機会の少ない農村部の燃える燃えないごみを一時保管する機能はありますが、あくまでもセンターで集められるものは、再生されて次の製品・熱エネルギーなどへ再利用されるための『資
源』です。
こう考えると、私たちは流通にのって店頭に並ぶ商品の「中身」を購入しているのであって、「容器」は一時的に使用しているのに過ぎない
ものではないかと思い至ります。

◇ゼロカーボン実現に向けた循環型社会への移行
現在、一般的にリサイクルされている品目は紙類、アルミニウム(缶)、銅、鉄、ガラス、ペットボトル、電池類、衣類等、その他「都市鉱山」と呼ばれる家庭やオフィスで眠っている電子機器からリサイクルされる『ごみ』か、『資源』かゼロカーボン実現に向けた循環型社会への移行レアメタル等もあります。東京オリンピックのメダルがリサイクル金属で鋳造されたことは話題になりました。紙は再生紙に、プラスチックは容器や作業着、遊具等の製品や熱エネルギー、分解されて再度原料となります。私たちの生活の中に、当たり前のようにリサイクル製品はあふれています。
これまでの大量生産・大量消費・大量廃棄という一方向に進む経済活動は、徐々に「廃棄」から「再活用」に置き換わり、循環する活動へと移行しつつあります。
豊かな大自然と共存する、私たちの美しい村中札内。まずは身近な資源リサイクルから、脱炭素・ゼロカーボンへ、そして、持続可能な成長社会へと共に歩んでいきませんか?

■リサイクルセンターでの資源ごみの出し方にご注意を!!
◇プラ(プラスチック製容器包装)
出す時は:
・汚れを洗い流す
・水分を乾かす
・発砲スチロールは小さくする

◇紙類(紙製容器包装)
出す時は:
・紙箱は折りたたむ
・内側が銀色の紙パック類は洗って出す

お問い合わせ:住民課住民グループ
【電話】67-2493

■リサイクルセンターで働くスタッフさん達にインタビューしてきました!
「分別するとき気にしてほしい点は何ですか?」
・やっぱり、プラスチックのリサイクルだね
・洗っていないモノは臭いが出て不衛生(夏は~特にね~)
きれいに洗ってあると、清潔な環境になるよね。
・ここんとこ分別は出来てるよね。ただ、リサイクルだからゴミじゃないんだよ。
・リサイクルセンターは、ゴミじゃなくてリサイクルされるきれいなモノを回収する場所だよね。
・汚れていると再利用できないからね。再利用されることを考えてほしいよね。

坂本勝昭(かつあき)さん、佐々木勝慈(かつじ)さん、スタッフの皆さん、いつもありがとうございます!

■ごみの減量とリサイクル推進のため~古着・古布・小型家電・充電式電池を回収します
日時:令和7年5月17日(土)午前9:00~11:00まで
場所:中札内村リサイクルセンター
※令和7年度は8月23日(土)、11月15日(土)にも回収を予定しています。

◇回収できるもの
衣類、古布、雑貨類(靴、かばん)、ベビー用品、おもちゃ、食器類、全体が30センチ以下の家電、充電式電池(絶縁処理済みの物)

◇回収できないもの
壊れていたり傷みが激しい衣類や食器類、カビが付いているもの、和服やスキーウェアなど普段着でないもの、じゅうたん、はぎれ、長ぐつ、ペット用品、パソコン

◇充電式電池のお持ち込みの際は…
(1)放電のお願い
電池を機器に装着して電池切れになるまで使用してください。
(2)絶縁処理のお願い
金属端子部をビニールテープで覆う『絶縁処理』を行ってください。

・ニカド電池
・ニッケル水素電池
・リチウムイオン電池
上記のリサイクルマークがついている充電式電池・小型バッテリーは受け入れできます。