くらし 《特集》令和7年度 村の予算をお知らせします(1)

令和7年度の予算が令和7年3月に開催された第1回村議会定例会で議決され、成立しました。
本年度は、第6期総合計画の8年目です。まちづくりのテーマとして掲げている「住みたい 住み続けたいまち ともにつくろう みんなの夢大地」の実現に向け、また、更別村デジタル田園都市構想総合戦略に掲げる施策を推進することで課題の解決や施策の達成を目指す予算を編成しました。
今月号では、本年度の予算の概要を紹介します。

■当初予算総額
92億1,994万円
前年度 78億1,275万円
前年度の当初予算の額と比較すると14億719万円(18.01%)の増となっています。
・一般会計 71億1,147万円
・特別会計 14億6,713万円
・企業会計 6億4,134万円

◆一般会計 歳入
自主財源は、村税を前年度比4.82%増の6億5632万円、寄付金を5億10万円と見込みました。また、大型建設事業の財源の一部とするため、基金を取り崩して繰り入れる繰越金は、前年度比9億1942万円増の12億3488万円としました。
依存財源では、地方交付税を前年度同額の22億円とし、村債は、宅地・道路・橋りょう整備・学校給食センター改築事業などの大型建設事業に辺地対策事業債と過疎対策事業債を活用することに伴い、前年度比62.36%増の11億3270万円としました。

村税・ふるさと納税・繰入金の増額に伴い、自主財源の割合が昨年度より増えています。
※( )内は対前年度比です。

【歳入】(村税)

◆一般会計 歳出
スーパービレッジ構想推進事業・寄付金管理事業の経費のほか、宅地分譲整備事業・障がい者福祉ホーム建設事業・学校給食センター改築事業といった大型建設事業が重なったため、前年度と比較して14億719万円の増となりました。
また、必要な公共施設の修繕や改修の実施、医療・介護・子育て・教育・地方創生などの分野については継続して事業へ取り組みます。
※予定している主な事業は4ページをご覧ください。

【歳出】(科目別)

※村民1人あたりの数値とは、予算額を令和7年4月1日現在の人口3,067人で割ったものです。

◆地方消費税交付金(社会保障財源化分)の使途について
地方消費税交付金の増収分については、その使途を明確にするとともに「社会保障施策に要する経費」に充てることとされています。
令和7年度一般会計予算の社会保障施策への充当状況は左の表のとおりです。

○予算用語の解説
【地方交付税】
国が所得税などの国税の一定割合を自治体の財政状況などに応じて交付するお金
【村債】
大型事業を行うときなど多額の出費をするときに国や銀行から借り入れるお金(村の借金)。辺地対策事業債、過疎対策事業債は、償還金(返済金)の7割または8割が地方交付税として交付されるので有利な財源といえる。
・辺地対策事業債
村債の1つ。辺地(市町村内の集落などを単位)を基準に市町村の辺地総合整備計画に登載した施設整備事業に借り入れるお金
・過疎対策事業債
村債の1つ。過疎地域が対象で、過疎地域持続的発展市町村計画に基づく事業に借り入れるお金
【公債費】
村債の元金や利息の支払いに使うお金

問い合せ:総務課財政契約係
【電話】52-2111