くらし 町政・教育行政執行方針(1)

3月4日、令和7年第1回幕別町議会定例会で、飯田町長が令和7年度町政執行方針を、笹原教育長が令和7年度教育行政執行方針を述べました。飯田町長と笹原教育長が示した、目指すまちづくりの方向性と取り組みをお伝えします。

■協働と交流で住まいる
―コミュニティ・町民参加・行財政運営・定住―

●令和7年度の主な事業

◇継続
マイホーム応援事業補助金 3000万円
町内全域を対象として新築住宅の建設費と購入費・中古住宅の購入費の一部を助成します。

◇継続
結婚新生活支援事業 390万円
新婚世帯の新生活に係る住宅費用や引っ越し費用の一部を補助することにより、婚姻に伴う負担軽減を図り、少子化対策を推進します。

◇継続
ホームページなどによる行政情報の発信 171万円
3月から町ホームページをリニューアルし、やさしい日本語や読み上げ機能などを活用して、住民に分かりやすい情報提供を行う他、LINEを活用した情報発信を開始します。

〔地域コミュニティ活性化の促進〕
・町民との対話の積み重ね、町内会活動を中心とした協働のまちづくりの推進

〔町民参加のまちづくりの推進〕
・パートナーシップ制度を導入

〔移住・定住施策の推進〕
・子育て支援策など幕別町の「売り」を積極的にPR

〔ICT活用の推進〕
・自治体情報システムの標準化・共通化を進め、業務の効率化を図る

■特色ある産業で住まいる
―農業・林業・商工業―

●令和7年度の主な事業

◇新規
林業緑化推進事業 199万円
苗木生産者の多様な樹種の需要が高まる中、その生産に係る費用や技術に障壁が多いことから、需要に応じた多様な苗木の安定的な供給の取り組みを支援することを目的とし、民有林向けに出荷した苗木に対して補助金を交付します。

◇拡充
鳥獣被害防止緊急捕獲等対策事業補助金 1815万円
エゾシカ、キツネ、カラス、ハト、アライグマなど有害鳥獣捕獲に対して補助金を交付します。令和7年度から助成対象に「熊」の駆除費を追加(1頭当たり5万円)します。

◇継続
商店街活性化店舗開店等支援事業補助金 360万円
商店街団体などが営業などを目的として行う空き店舗の改修費用に対して補助金を交付します。

〔時代に即した農業振興〕
・農業経営の安定化と経営基盤の強化

〔森林の多面的機能の保全と木材の利用促進〕
・私有林森林整備環境保全事業などにより、森林資源の適正な管理・利用を推進
・森林環境譲与税を活用し、林業経営体、苗木生産事業者の育成

〔地域特性を生かした商工業の振興〕
・空き施設利用サポートセンターを通じて、空き家の活用、空き店舗の開店につなげる

〔雇用環境の充実〕
・「幕別町お仕事紹介所」の取り組みを推進、ハローワークと連携し労働力の確保に努める

■人がいきいき住まいる
―福祉・保健・衛生―

●令和7年度の主な事業

◇新規
幕別認定こども園整備事業 2170万円
幕別認定こども園の新園舎として、旧わかば幼稚園園舎を改修、保育所機能部分となる未満児用の保育室・調理室などを増築し施設を整備します。

◇新規
中等度難聴者補聴器購入費助成事業 300万円
中等度の難聴者に対し補聴器購入費の一部を助成することで、積極的な社会参加、地域交流の促進、認知症の予防を図ります。

◇新規
骨粗しょう症検診事業 13万円
自覚症状があまりなく、特に女性に多い疾病である骨粗しょう症を早期に発見し、将来的な医療費や介護給付費の抑制・町民の生活の質の向上を目的として検診を実施します。

〔迅速かつ的確な消防・救急体制の確立〕
・高機能消防指令システム・消防救急デジタル無線機器と水槽付消防ポンプ自動車の更新
・消防団員の確保と質の向上

〔町民の安全・安心を守る災害対応の充実〕
・出前講座等を通じた防災意識の向上

〔安心して子どもを産み育てられる環境づくりの推進〕
・「幕別町こども計画」に基づき、子どもや若者、子育て家庭の多様なニーズに応じて、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援に努める

〔明るい長寿社会の実現〕
・住み慣れた地域にいつまでも安心して暮らすことができるよう外出支援サービスなどの拡充
・認知症サポーター養成講座や介護予防事業など各種施策の推進

〔障がい者(児)福祉の充実と共生社会の実現〕
・「自立・社会・参加・共生」の実現を目指し、障がい者職場体験事業やチャレンジ雇用事業などの就労支援を継続

〔地域の福祉活動の推進〕
・相談者の複雑化・複合化した支援ニーズに対応するため、コミュニティソーシャルワーカーを配置

〔町民一人ひとりの健康づくり〕
・「第3期まくべつ健康21」に基づき、町民が主体的に健康づくりに取り組めるよう努める