くらし INFORMATION ~消費者被害防止ネットワーク

■幕別町消費者被害防止ネットワークニュース 第112号

●「募金詐欺」にご注意ください!
▽募金詐欺とは?
募金詐欺とは、偽りの団体や理由を装い、善意につけ込んで金銭を騙し取る詐欺行為のことです。
最近では、インターネットやSNSの普及によって募金詐欺はさらに巧妙化しており、誰でも被害に遭う可能性があります。
募金詐欺の手口は、災害支援を名目にしたものや、動物保護を装ったものなど多様化しており、災害時や特定のイベント、社会的関心が高まるニュースに便乗する悪質なケースが増えています。
また、街頭募金など、不特定多数の人々から少額ずつ集めるような方式では、被害を把握しづらいのが現状です。
「誰かの役に立ちたい」「何かできることをしたい」などの善意を悪用されないために、募金詐欺と信頼できる寄付先との見分け方を知っておきましょう。

▽見分けるポイント
・募金活動の目的が明確か
「誰のための」「何のための」募金なのか、目的がはっきりしていることが重要です。
詐欺の場合は、お金を集めることが目的なので、その後の活動内容が曖昧なことが多いです。
募金をする場合は、目的や使い道を確認するようにしましょう。

・活動内容が信頼できるか
信頼できる団体は、ホームページで活動報告を定期的に公開している場合が多いです。
街頭募金であれば、配布しているチラシに記載されているURLや二次元コードを、インターネットを通じた募金であればリンク先のホームページを確認しましょう。

募金詐欺が疑われる場合は、警察(【電話】♯9110)や消費生活センターに相談してください。

●相談事例紹介「置き配のトラブル」
▽今月の相談
先日、ネット通販で雑貨を注文した。数日後、置き配で配達完了したというメールが届いた。メールには玄関に荷物が置かれている写真が添付されていたが、実際には置かれていなかった。盗難されたかもしれないが、どうすればよいか。

この相談では、念のため宅配業者に誤配はないか確認し、なければすぐに警察に届け出た後、通販サイトに補償の申請をするように助言しました。
置き配は、消費者があらかじめ指定した場所に荷物を置くことで配達を完了するサービスです。不在時や忙しくて手が離せない時でも荷物の受け取りができることがメリットであり、宅配業者も再配達をする手間が省けます。一方で、盗難や誤配の可能性があることや、雨に濡れたり落下したりして汚損や破損の恐れがあることなどのデメリットもあります。
置き配のトラブルを防ぐためには、次のことに気を付けましょう。
・ネット通販では、受け取り方法を始めから「置き配」に設定されていることがあります。注文前によく確認しましょう。
・トラブルになった際の連絡窓口を注文前に必ず確認しておきましょう。
・メールなどの配達完了通知で荷物の到着を確認したら、なるべく早く引き取りましょう。
・鍵やワイヤー付きの宅配ボックスを設置すると盗難防止になります。
・コンビニでの受け取りやドラッグストアなどに設置された宅配ロッカーを利用するのも一案です。

問合せ:幕別町消費生活センター
【電話】(幕)55-5800