イベント 10月18日(土)に全国ナウマンゾウサミットを開催します

忠類ナウマン象記念館で第2回全国ナウマンゾウサミットin幕別を開催します。このサミットはナウマンゾウ化石の産出自治体が連携し、地域の魅力向上や活性化を図ることを目的としており、1月には第1回のサミットが東京都で開催されました。
今回は東京都中央区、長野県信濃町、滋賀県多賀町と幕別町の4自治体が参加します。

■こんなことを行います
詳細は10月号でお知らせします

・「地域づくりの新しい未来ゾウを探る」をテーマにした事例報告

・各自治体の地域づくり事例の共有・意見交換
ゲスト:北広島市

・実物大ナウマンゾウ頭部模型の展示
北広島市からお借りしたものを展示します

・十勝の特徴的な地形や地質をテーマにした写真展・忠類ナウマン象記念館内で限定カフェ
10月18日(土)~19日(日)の2日間限定でカフェが登場します

・道の駅・忠類で各自治体の商品販売

ぜひ足を運んでほしいゾウ♪

■サミットに参加する自治体からメッセージをいただきました

▽東京都中央区
区長 山本泰人さん
第2回全国ナウマンゾウサミットin幕別の開催、誠におめでとうございます。中央区日本橋浜町では、1976年(昭和51年)の春、都営地下鉄新宿線の工事中にナウマンゾウの化石が発見されました。同じ個体の頭と体の骨が発見されたのは日本で浜町だけであり、この学術的にとても貴重な発見は、「浜町標本」と名付けられ、今も地域の方や来街者の方々に歴史的価値や魅力を伝えています。今後も皆さまと連携・協力しながら地域資料の活用を図ってまいります。幕別町民の皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

▽長野県信濃町
町長 鈴木文雄さん
幕別町忠類ナウマン象の発見は、当町の信濃町野尻湖で行っているナウマンゾウ発掘と深い関係があり、野尻湖とともにナウマンゾウの姿を復元する上で欠かせない化石が発掘されているとお聞きしております。信濃町は長野県の北部にあり黒姫山などの山に囲まれた自然豊かな町です。夏は甘くておいしいトウモロコシや夏野菜が当町の自慢で、ナツハゼのジャムもお薦めです。冬はパウダースノーのスキーが楽しめ、雪解けの春にはミズバショウなどが彩を豊かにしてくれます。秋には霧下そばという風味豊かなそばが味わえます。四季折々の自然と食が楽しめる信濃町にぜひおいでください。

▽滋賀県多賀町
町長 久保久良さん
多賀町では1916年(大正5年)からナウマンゾウの化石が出土していましたが、1993年(平成5年)には180万年前のアケボノゾウの化石が出てきました。発堀された化石は全身の7割ほどもあり、保存状態もよく、アケボノゾウが日本の固有種(日本にだけいたゾウ)でもあることから、2022年(令和4年)に国の天然記念物に指定されました。ゾウの化石で国の天然記念物になっているのは多賀町のアケボノゾウだけです。10月に開催されるナウマンゾウサミットでは、そうしたアケボノゾウの魅力も皆さんに見ていただきたいと思っています。そして幕別町の皆さんとゾウのようなやさしく大きな心でこれからも交流を進めていければと思います。

問合せ:教育委員会生涯学習課 生涯学習係
【電話】(忠)8-2201