子育て 令和7年度教育行政執行方針(要旨)(2)

◇生涯学習の推進
『「学ぶ・育てる・ささえあう」笑顔あふれるまちづくり』を基本理念とした第6次足寄町教育振興基本計画を踏まえ「地域と歩む持続可能な教育の実現」として、足寄ならではの生涯学習社会の実現に向けた家庭教育や社会教育等の充実を図ります。
特に変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の時代といわれている現代においても活力ある地域づくりを推進するために、多様で包摂性のある学び合いを通して「人的ネットワーク」の絆を強化する基盤づくりに取り組みます。そのために、検証・改善サイクルを生かした柔軟な事業の展開により、世代を超えてウェルビーイングが循環していく環境を目指します。

《家庭教育・青少年教育・成人教育》
地域学校協働活動に結びつく「家庭教育学級」や子育て支援・学習と交流の会「すくすく」、人間形成の基礎が培われる青少年教育、SDGs・ESDを踏まえた自然体験活動「すすめ!あしょろ☆冒険王」では、多様な活動を推進します。
未来のリーダーを育成する成人教育や、女性が個性や能力を発揮し活躍できる機会や情報の共有、高齢者向けの100年塾「生きがいスクール」等、豊かな学び合いを支援するとともに、全ての年代で国際交流を意識した取り組みを展開していきます。また、地域の教育機関である「北海道立青少年体験活動支援施設ネイパル足寄」「九州大学北海道演習林」、本町の象徴的な学術施設である「足寄動物化石博物館」との連携も図っていきます。

《生涯学習施設》
生涯学習施設、特に図書館については、情報センターとしての機能強化を目指し、関係機関との連携の他、魅力ある事業を構築し読書活動を推進します。

《体育・スポーツの振興》
中学校部活動の地域移行の取り組みを契機として、指導者の育成や指導体制の整備を図ります。さらに、十勝東北部3町との連携を強化します。

◇足寄高等学校教育振興の推進
足寄高等学校の存続・2間口確保に向けた取り組みについて、足寄高等学校振興会等関係団体と連携・協議し、海外研修派遣事業等これまでの振興策を継続するとともに、教育活動、校外生活を通してウェルビーイングが高まるよう、支援します。
また、小・中・高等学校の連携・協働をはじめ、主体的に課題に向き合う力を身に付けさせる「総合的な探求」への支援も継続します。