- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道足寄町
- 広報紙名 : 広報あしょろ 令和7年5月号
■地球を守るために小さな一歩を踏み出そう!~グリーン志向消費について~の巻
髙安ユミ子 消費生活相談員
皆さん、新年度が始まり4月を慌ただしく過ごした方も多かったのではないでしょうか?体調を整えながら少しづつ環境の変化に慣れていきましょう。ところで、地球の環境も気候変動の影響からか、洪水や大地震、津波などで今まで経験したことがない大きな自然災害が発生したり、スポーツのイベント時期が見直しされるほどの高温気象が続くなど私たちの生活にも影響が出るようになりました。そうしたことから毎年5月に設定されている消費者月間の今年の統一テーマは「明日の地球を救うため、消費者にできること
グリーン志向消費~どのグリーンにする?」となりました。この機会にぜひ「グリーン志向消費」について学び、実践してみましょう。
■消費者月間とは
「消費者保護基本法(消費者基本法の前身)」が昭和43年5月に施行されたことから、その施行20周年を機に、昭和63年から毎年5月が「消費者月間」とされました。月間中は、消費者・事業者・行政が一体となって消費者問題に関する啓発・教育などの各種事業が集中的に行われます。
◯ここがポイント
《3Rの優先順位》
(1)リデュース(ごみの発生量削減または資源の無駄遣いを防ぐこと)
(2)リユース(商品・製品を元の状態のまま使用すること)
(3)リサイクル(再生利用または再資源化)
消費者として商品・製品を元の状態のまま使用する「リユース」を心掛けましょう。また環境に関する持続可能な社会の目標の目安として認証マークが表示されている商品を選択しましょう。
Q:消費者が目指すべき行動とはどのようなものでしょうか?
A:10年前、国連加盟国193か国で2030年までに世界のさまざまな課題を解決するべく、17の目標(持続可能な開発目標:SDGs)を採択しました。どのように取り組むか正解はありません。大人だけでなくお子さんも家族全員で身近にできることを考えていきましょう。例えば食品ロス削減については国民全体で取り組んだ結果、平成28年度の推計では約643万tでしたが令和4度には廃棄処分量が大幅に削減され成果が上がっています。
消費者庁のホームページでは「消費者としてできることをやってみる」として食品ロス削減ガイドブック(令和6年度版)が掲載されています。デジタルで読むことが可能なのでぜひアクセスしてみてください。
◎ガイドブック
※詳細は広報紙16ページのQRコードをご覧ください。
Q:グリーン志向消費って何?
A:環境や社会に配慮した商品やサービスを選ぶ消費行動のことです。
Q:グリーン志向消費の具体例はありますか?
A:食品ロスの問題では廃棄に係る費用やCO2発生抑止などが成果として挙がっていますが、地球環境問題への関心は高いにも関わらず、実際の消費行動は必ずしも環境に配慮したグリーン志向の消費行動に結びついていないようです。消費者庁の公式ホームページに公表されているポスターでQRコードが示されていますので確認してみてください。
◎消費者庁ホームページ
※詳細は広報紙16ページのQRコードをご覧ください。
▽相談員からのアドバイス
・食品に限らず必要なものを必要な分だけ買いましょう。
・備蓄品の保管期限などを把握して上手くローリングしましょう。
・過剰包装ではなく簡易包装で済むものは簡易的なものを選択しましょう。
・詰め替え用がある商品を積極的に選びましょう。
・使用していない電気は消しましょう。
・着なくなった洋服はリメイクやリユースしましょう。
詳細:
・消費生活相談所(南6-2町社会福祉協議会内)
【電話】28-0585
平日:午前10時〜午後3時30分
・役場住民・出納課住民生活担当
【電話】28-3858