くらし 農業委員会だより

■女性の農業委員会活動推進シンポジウムに参加して
令和7年3月5日、東京の砂防会館にて、20回目となる女性のシンポジウムに参加してきました。「地域の力を結集し、(地域計画)の実現に向けた活動に取り組もう」と題し、山形県農林づくりプロデューサーの高橋信博氏による、実例を踏まえてのお話でした。
まずは意向調査、(1)引続き耕作、後継者に移譲、(2)既に貸出、引続き貸出、(3)貸したい(相手が未定)、(4)売りたい(相手が未定)、(5)引続き耕作、(6)所有者に返したい。としたアンケートを素に色分けした地図を作成し、地域農業の将来について話し合い、担い手農家によるワーキング会議を開催。この会議で近所の息子さんから、我が子の農業への意思表示を聞き、嬉しさと驚きがある様です。(何処の父子(おやこ))も似た様なものですネ)。また、Uタウンして農家希望の人、農業に興味の有る人などの情報が入ってきます。色分けの地図で、土地の集積を行い、十年後どこに何を作って営農できるのか検討し、未来地図を作成されました。残念ながら、この実例には酪農業は入っておらず、質問したところ、6月頃に、北海道の普及員さんが、高橋信博氏を訪ねるそうです。酪農家が減少し土地も飽和状態になりつつあります。不耕作地帯を作らない為にも、よき知恵を聞いて来て下さい。
農家の皆さんに回答いただいたアンケートは、御家族で出した結論でしょうか?
土地のあっせん会議には、購入する予定がなくても出席下さい。買う人によっては、土地の交換を考え集積が出来るかもしれません。宜しくお願いします。
(農業委員 森田享子)