くらし 【特集】標津町防災システム
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道標津町
- 広報紙名 : 広報しべつ 2025年6月号
◆標津町防災システム ~災害に備えたまちづくりを~
▽新通信指令システム運用開始
標津消防署では、3月18日に最新の消防通信指令システムを導入し運用しています。
これまで近隣の消防署から転送されていた、携帯電話からの119番通報が直接受信できるようになり、さらに位置情報通知システムの導入で迅速かつ的確な消防活動を行うことができます。
今回は新たに導入したシステムの特徴をお知らせします。
≪新通信指令システムの特徴≫
・現場の早期把握
固定電話をはじめ、携帯電話やIP電話からの通報で通信員が聞き取りした住所などを位置情報システムへ入力することで、災害発生地点がモニターに表示され、より早く現場を特定することができます。
・最適な出動部隊を自動編成
通報内容を入力することで、自動出動指定装置により最適な出動部隊が自動で編成され、音声合成装置を通じて出動指令が発せられます。
・迅速な職員の招集
災害種別と発生地点が確定するとメール文を自動で構成し、非番職員の招集や関係者に災害情報の伝達を行います。
・吉田署長より
4月7日に山口町長へ、新通信指令システムの説明を行いました。引き続き地域の皆さんが安全で安心して生活をおくるために「災害に強い安全・安心なまちづくり」を目指します。
問合せ:
・標津消防署
【電話】82-2319
・災害案内番号
【電話】82-1313
▽防災行政無線更新とRADシステム導入
町では、防災行政無線の更新と無線の内容を視聴できるRADシステムを導入しました。
その内容をご紹介します。
≪防災行政無線の更新≫
・天候や植生に左右されにくい設備
防災行政無線は住民の皆さんへ避難情報などを確実に伝えるために必要不可欠な設備です。
このため、屋外拡声器の更新および再送信子局と呼ばれる中継器を薫別、忠類、古多糠、川北、東茶志骨の5カ所に設け、従来よりも天候や植生に左右されにくい設備に更新しました。
・戸別受信機の更新
4月から各家庭の戸別受信機を更新しています。皆さんのお宅にも施工業者が訪問しますので、ご協力をお願いします。
≪RADシステム≫
・RADシステムとは
PCやスマートフォン、タブレットで放送内容を手軽に無料で視聴できるシステムです。これにより、外出先でも聞き逃した放送をいつでも視聴できます。
・防災情報をまとめて確認
WEB版ハザードマップや気象庁WEBサイト、標津町LINE公式アカウントの確認も本サービスから確認することができます。
・和田室長より
住民の皆さんへ必要な情報を確実に伝えるため、防災設備を更新しています。前述で説明したRADシステムは、NTTドコモと連携し、2年の歳月をかけて開発しました。運用開始から間もないため初期トラブルが発生することもありますが、徐々に改善していく予定です。右の二次元コードからアクセスできますので、この機会にぜひご利用ください。
・RADシステム詳細
※二次元コードは広報紙をご覧ください。
問合せ:住民生活課 危機管理室
【電話】85-7243