- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道羅臼町
- 広報紙名 : 羅臼町広報誌「魚の城下町」〜みんなが主役のまち〜 2025年3月号
*掲載にあたっては、3歳児健診時に確認させていただいた内容です。
*令和6年度に実施した3歳児健診を受けた方が対象です。ただし、歯科健診を受けていない方や表彰を希望しない方は対象となっておりません。
令和6年度に行われた3歳児健診で、左記のお子さんにむし歯がありませんでした。
お子さんの歯の手入れを頑張った方のお名前を合わせて表彰させていただきます。
※詳細は、本紙をご覧ください。
■食べ方でむし歯になりやすくなる?
むし歯=甘い物(砂糖)というイメージがあるのではないでしょうか。確かに、むし歯菌のエサは「糖」です。でも、「甘い物を食べたから、むし歯になる」というわけではありません。
そこで、むし歯になりやすい食べ物や食べ方について紹介します。
▽むし歯になりやすいお菓子
むし歯菌は、「糖」を分解して歯を溶かす「酸」を作ります。そのため、砂糖がたくさん入っていたり、歯にくっつきやすい、口の中に長くある物がむし歯になりやすいです。つまり、キャラメル、アメ、ガムはむし歯になる危険性が高いお菓子です。
また、ジュースは含まれている砂糖の量が多いため、注意が必要です。ふだんはお茶や水を飲むようにして、ジュース類は特別な時だけにするなど、習慣にしないことが大事です。
※詳細は、本紙をご覧ください。
▽むし歯になりやすい食べ方
むし歯菌のエサは「糖」と言いましたが、砂糖が入っている甘い物だけではありません。ご飯やパン、麺も「糖」の仲間です。つまり、食事をすると細菌は「酸」を作り出します。
口の中には唾液が出ていて、食事のたびに酸で少し溶けた歯を、元の状態に戻すように働いています(再石灰化)。
しかし、食事以外にダラダラ食べ飲みしていると、元に戻しきれず穴(むし歯)になってしまいます。
「口の中に何も入らない時間」が大事です。おやつの時間を決める(1日2回まで)、15分程度経ったら残した物は片づけてしまうなどは、ダラダラ食べ飲みしない一つの方法です。
※詳細は、本紙をご覧ください。
▽食べ方で注意することは?
(1)1日3回の食事と間食は決まった時間で、ダラダラ食べ飲みしない
(2)口の中に長く入っているアメ、ガム、キャラメル類は摂らないようにする
(3)糖分の入っているジュースやスポーツドリンク等は避けて、水やお茶等にする
(4)寝ると唾液がほとんど出なくなるため、寝る直前に食べ飲みしない(寝る前の歯みがき後に飲んでいいのは水とお茶のみ)。
(5)食事では、しっかり唾液が出るように、よく噛んで食べる。
むし歯の原因は1つだけではなく、砂糖を摂ってはいけない、というわけではありません。ただし、摂り方に注意しましょう。
むし歯を防ぐためには、もちろん食べたら歯みがきすることが必要です。歯をみがいた後にちょっと口にしてしまったけど、
少しだし大丈夫、ではありません。寝る前にはしっかり汚れを落とすことを心掛けましょう。
歯みがき以外にもフロス(糸ようじ)やフッ素入りの歯みがき剤を使ったり、シーラント(奥歯の溝うめ)やフッ素塗布、歯科健診を受けるなどプロの手を借りることも有効です。
出てきたばかりの歯は柔らかく、2~3年かけて固くなります。その間がむし歯になりやすいので、子どもがかかりやすい病気です。しかし、年齢を重ねると歯の根が露出したり、治療した歯の周りの段差に汚れがたまりやすいので、大人になってもむし歯の危険性はあります。
むし歯は歯を失う2大疾患の一つです。むし歯になりやすいという方は、丁寧な歯みがきはもちろん、食べ方も一度見直してみてはいかがでしょうか。
お問合せ先:保健福祉課
【電話】87-2161