健康 知床らうす国保診療所通信~みんなで育む・みんなの診療所~

■木島所長よりVol.23
本日お伝えすることは、病気の早期発見についてです。
多くの高血圧、糖尿病、脂質異常といった生活習慣病は加齢と共に起こってきますが、時間の経過で動脈硬化による血管の異常が進み、それに伴う臓器の変化などは薬で治るものではありません。また、悪性腫瘍は症状が出てからではかなり進行した状態にあることが多いです。
こういった時間経過で起こってくる病気については、症状が出てからでは遅いことが少なくありません。
ですから、健康診断を受けたり、毎日血圧を自宅で測ったり、肺癌、胃癌、大腸癌、乳癌といった頻度が高い癌について、人間ドックで調べて症状が出る前に早期発見するように努めることがとても重要です。
らうす診療所では、肺がんドック・胃がんドック・大腸がんドックを行っています。当診療所を含め医療機関で行われている肺癌、胃癌、大腸癌のドックでは国際的に標準的な検査方法[肺癌⇒低線量CT検査][胃癌・大腸癌⇒内視鏡検査]で行われています。
羅臼町では喫煙者やその影響を受ける家族のように、癌になる危険性が高い人が多いですので、癌の早期発見に取り組むことを強くおすすめします。

■研修医紹介
▽6月 藤島悠希
羅臼町の皆様、初めまして。埼玉石心会病院初期研修医2年の藤島悠希と申します。この度、知床らうす国保診療所で1ヶ月間働かせていただくことになりました。北海道は大好きで各地に行きましたが、知床は今回訪れるのが初めてです。壮大な自然の中で研修できることと、新鮮な海の幸をとても楽しみにしています。羅臼町の皆様の助けになるように精一杯努めますので、何卒よろしくお願いします。

▽7月 三浦瑶子
羅臼町の皆様、はじめまして。この度、1ヶ月間研修させていただきます、埼玉石心会病院研修医2年目の三浦瑶子と申します。
出身は青森で、北海道に何度か遊びに行ったことはありますが、知床は初めての地なので、とても心待ちにしております。医師として至らぬ点が多く、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、少しでも羅臼町の皆様のお力になれるよう尽力して参ります。どうぞよろしく申し上げます。

予約・お問合せ先:知床らうす国民健康保険診療所
【電話】87-2116