くらし 暮らしの中の税

■「国民健康保険」は相互扶助の制度です
国民健康保険(国保)は、病気やけがに備えて加入者がお金(保険税)を出し合い、医療費などにあてる社会保障制度です。
皆さんが納める保険税は、国からの補助金などとともに、国保を支える大切な財源です。安心して医療を受けられるよう、納期内に納めましょう。

◇保険税を納めないでいるとどうなるの?
(1)納期限を過ぎると、督促が行われます。滞納を続けると延滞金を徴収される場合があります。
(2)年度内に納めないと、「納付勧奨通知書」が送付されます。納付が難しい特別な事情がある場合は、必ず税務課にご相談ください。
(3)納期限から1年を過ぎると、診察料・薬代・入院費用などの療養の給付が受けられなくなり、医療機関の窓口で医療費を全額(10割)自己負担することになります。
※国保担当窓口に申請することで、保険給付分は「特別療養費」として支給されます。
(4)納期限から1年6か月を過ぎると、国保の給付が全部または一部差し止めになります。
(5)それでも納めないでいると、差し止められた保険給付額から滞納分が差し引かれます。
(6)滞納が解消されない場合、財産などの差押えの処分を受けます。

◇保険税の納税通知書は世帯主に送付します
国保に加入している人が世帯に1人でもいる場合、納税通知書は世帯主に送られます。加入者の所得などに応じて計算した税額を、世帯分まとめて納付してください。通知書には加入者が記載されていますので、ご家庭でご確認ください。

◇国保の加入・脱退には届出が必要です
就職や退職などで職場の健康保険(社会保険)に加入したり脱退する場合、国保の切り替えは自動的に行われません。必ず国保担当窓口へ届出をしてください。
届出が遅れると、無保険となる期間をさかのぼって保険税負担が発生したり、国保の保険税と社会保険料を二重に支払うことになります。

◇医療費の節約にご協力をお願いします
国保加入者の医療費が増えると、その費用を補うために保険税も高くしなければなりません。医療費を節約するために、日ごろから健康づくりを意識するとともに、お医者さんのかかり方や薬の使い方を見直してみましょう。

・生活習慣を改善し、毎年健康診断を受けるなど、自分の健康に関心を持ちましょう
・安心して相談できる「かかりつけ医」を持ち、大病院を受診するときは紹介状をもらいましょう
・同じ病気で複数の医療機関にかかる「重複受診」はやめましょう
・ジェネリック医薬品を積極的に利用しましょう
・軽度な体調不良のときは市販薬(OTC医薬品)を活用しましょう

問合せ:
役場 税務課 収納係【電話】755-2115
役場 健康増進課 国民健康保険係【電話】718-0019

■税金を身近に感じよう!「租税教室」を開催しました
9月29日(月)、小湊小学校(副田俊司校長)の6年生を対象に、町税務課職員を講師として「租税教室」が開かれました。
この教室は、次代を担う児童が税の意義や役割を正しく理解し、その使い道に関心を持って社会の在り方を考えるきっかけとすることを目的に実施しているものです。
授業では、クイズやアニメを通して、税金がどのようなことに使われているのか、もし税金がなくなったらどうなるのかを学びました。
児童からは「税金は生活の中で大切な存在だと分かった」、「自分が知らない税金がたくさんあった」、「アニメが分かりやすくて面白かった」などの感想が聞かれました。