くらし 大鰐町議会 第一回定例会 議案審議

■令和七年度当初予算
今回議決された案件のうち、令和七年度の一般会計予算は、歳入歳出それぞれ六十億二千六百万円で、前年度当初予算に比べると、〇・九%(五千二百万円)の減額となりました。

◆歳入
一般会計予算のうち、町税、分担金及び負担金、諸収入などの自主財源が十二億四千七百三十一万六千円で、歳入総額の二十・六%にあたり、前年度当初予算に比べ、七千四百九十三万円の減額となりました。
また、地方交付税、国庫・県支出金、町債などの依存財源は四十七億七千八百六十八万四千円で、歳入総額の七十九・四%を占め、前年度当初予算に比べ、二千二百九十三万円の増額となりました。

◆歳出
一般会計歳出予算を性質別にみると、職員給、特別職給、議員報酬などの人件費が九億四百十万七千円(歳出総額の十五%)、長期債の返済などに充てられる公債費が六億三十四万六千円(同九・九%)、国民健康保険、介護保険及び公共下水道事業などの特別会計への繰出金が九億千七百十八万四千円(同十五・二%)、道路や建物などの建設、災害復旧を行うための投資的経費は七億七千九十九万二千円(同十二・九%)になっています。
なお、次ページで新年度予算の概要について、図表で説明しております。
各特別会計予算では、国民健康保険特別会計予算が歳入歳出それぞれ十一億七千百五十一万円(対前年度比七千百六十九万六千円減)、後期高齢者医療特別会計予算が歳入歳出それぞれ一億五千三百五十九万二千円(同三百七十二万八千円増)、介護保険特別会計予算が歳入歳出それぞれ十五億四千七百十一万六千円(同七千九百四十六万七千円増)、温泉事業特別会計予算が歳入歳出それぞれ八千百八十六万四千円(同五百五十万六千円増)、診療所事業特別会計予算が歳入歳出それぞれ五億五千六百七十六万円(同三千九十万五千円減)、大鰐財産区特別会計予算が歳入歳出それぞれ二千五百七万千円(同五十九万七千円減)、蔵館財産区特別会計予算が歳入歳出それぞれ二千七百九十三万二千円(同三百四十一万六千円増)になっています。
各企業会計予算では、簡易水道事業会計予算の収益的収入が四百三万八千円、収益的支出が八百十一万二千円、資本的収入が〇円、資本的支出が五十二万五千円、下水道事業会計予算の収益的収入が三億千七百八十七万四千円、収益的支出が三億二千三百七十三万九千円、資本的収入が二億二千五百八万五千円、資本的支出が三億六百九十八万五千円となりました。

■令和六年度補正予算
令和六年度一般会計補正予算(第十三号)では、最終の需要を見込み、また事務事業の確定に伴い、それぞれ調整を加えたものです。これにより、歳入歳出それぞれ千三百七十六万四千円を追加し、一般会計予算の総額は六十六億千九百二十五万七千円となりました。
主な補正は、新型コロナウイルスワクチン接種事業において、接種者数の減が見込まれることによる千二百三十万円、弘前地区消防事務組合東消防署南分署の消防ポンプ自動車更新事業費確定に伴う負担金一千万七千円を減額したものなどです。
これに対応する財源として、諸収入や町債を減額するなどし、それぞれの事業に関連した歳入を調整しました。その他、繰越明許費、地方債の補正をしたものです。
また、国民健康保険特別会計予算についても令和六年度の最終需要を見込んで予算を補正したものです。

■条例等の制定・廃止・一部改正
・大鰐町乳児等通園支援事業の設備及び運営に関する基準を定める条例
・大鰐町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例
・大鰐町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
・大鰐町職員等の旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
・大鰐町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例及び大鰐町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例
・大鰐町国民健康保険条例の一部を改正する条例
・大鰐町消防団条例の一部を改正する条例
・大鰐町議会の個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例

◆情報公開制度の実施状況及び個人情報保護制度の運用状況
大鰐町情報公開条例第20条、大鰐町個人情報の保護に関する法律施行条例第11条及び大鰐町議会の個人情報保護に関する条例第50条の規定に基づき、令和5年度の実施状況及び運用状況を公表します。
※1件の請求に対し複数の開示決定等があるものは、重複して計上しております。

■情報公開条例による公文書の開示の実施状況
◇町長部局
請求7件・開示6件・部分開示1件・不開示1件・不存在2件

◇議会
請求1件・開示1件

■個人情報の保護に関する法律施行条例及び議会の個人情報保護に関する条例の運用状況

◇町長部局
請求8件・開示7件・取下げ1件