- 発行日 :
- 自治体名 : 青森県大鰐町
- 広報紙名 : 広報おおわに 令和7年(2025年)10月号
■運転免許自主返納者支援のご案内
高齢者の皆さんの中には、加齢による身体機能の衰えを感じ、車の運転に不安を感じながらも、買い物や通院のために運転を続けている方もいると思います。全国的にこのような高齢者の方々による重大交通事故が発生し、大きな社会問題となっています。
青森県警察では、車の運転に不安を感じて自動車運転免許証を自主返納した方々の生活を支援するため、「運転免許自主返納者支援事業」を推進しております。この事業は運転免許証を返納し「運転経歴証明書」を取得された方に対し、タクシー運賃や商品の割引、商品宅配サービスなどの特典を協賛企業から提供するものです。
◇支援を受けるまでの流れ
(1)運転免許証を返納する
自主返納の受付場所:
・青森県運転免許センター
・弘前自動車運転免許試験場
・八戸自動車運転免許試験場(八戸警察署内)
・むつ自動車運転免許試験場(むつ警察署内)
・各警察署
(2)運転経歴証明書を申請し、交付を受ける
運転経歴証明書について:運転経歴証明書は顔写真付きで、身分証明書として使用することができます。
・有効期限…無期限(更新の必要なし)
・申請場所…上記自主返納の受付場所と同じ
・申請可能な方…運転免許証の有効期限内に自主返納後5年以内の方もしくは運転免許失効後5年以内の方
(3)協賛店に運転経歴証明書を提示して支援を受ける
支援協賛店について:支援協賛店数…県内413店舗、17自治体(令和7年7月現在)
支援協賛店一覧表の配布場所:
・青森県運転免許センター
・各自動車運転免許試験場
・警察本部1階ロビー
・各警察署
※詳しくは、県警ホームページ(上記二次元コード)または「運転免許自主返納者支援協賛店一覧表」をご覧ください。
(※二次元コードは、本紙21ページをご覧ください)
■夕暮れ時・夜間の交通事故を防止しよう
これからの季節は、日没が早まり、夕暮れ時から夜間にかけ、交通事故が増加する傾向にあります。この時間帯は、周囲の視界が徐々に悪くなり、自動車や自転車、歩行者の発見が互いに遅れたり、距離や速度が分かりにくくなります。
夕暮れ時・夜間の交通事故を防止するためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
~夕暮れ時から夜間の事故を防ぐポイント~
17時から19時までの夕暮れ時から夜間にかけての時間帯に発生する高齢歩行者の死亡事故は昼間よりも多くなっています。
歩行者はヘッドライドなどで車を認識していても、ドライバーは歩行者を確認できていないことが多く、歩行者の「見えているだろう」とドライバーの「そこにいたなんて」という視認性のズレが事故につながっていると考えられます。
◇交差点の右折車両(右折先を十分に照らせない)
車のヘッドライトは、対向車を幻惑しにくいように設計されているため、歩行者が思っているほど右側を照らしていません。
そのため、横断している歩行者に気づかないことがあります。ドライバーの皆さんは、右方には特に注意して車の特性を踏まえた上で運転するようにしましょう。
歩行者の皆さんは「ドライバーからは見えていないかもしれない」と考え、車の動きに注意しましょう。
◇明るい目立つ色の服の着装・反射材の着用
夕暮れ時・夜間に外出する時は、反射材用品の着用が効果的です。「反射材を着用している歩行者」は「反射材を着用していない歩行者」よりも2倍以上手前で発見できると言われています。
年齢を重ねると若い頃のような派手な色の服を着ることが少なくなり、成熟した内面と同様に落ち着いた色の服を好むようになります。しかし、落ち着いた色の服は、夜間の視認性が低く、事故へのリスクとなりますので、反射材を上手に活用し、車からの視認性を高めて、事故を防ぎましょう。
現在普及している反射材グッズは、普段使い出来るおしゃれなものやキャラクターものなど年齢を問わず利用できるデザインが増えてきました。家族でそろえたり、誕生日に贈ったりするなど、自分だけではなく、大切な人が交通事故に遭わないために反射材を活用しましょう。
また、明るい目立つ色の服装や反射材の着用を心掛け、目立つ工夫をしましょう。
「夜の安全は見せるところから」です。
お問合せ:黒石警察署大鰐交番
【電話】48-2241
