くらし 村議会9月定例会(2)

■一般質問
◆小野正幸議員
▽地区集会施設
問:(ア)大根子公民館と垂柳公民館が建築された時期は。
答:(村長)
大根子公民館が昭和46年12月、垂柳公民館が昭和47年10月に建築された。

問:(イ)地区会施設に対する補助金の設定時期と限度額は。
答:(村長)
補助金の設定時期に関する古い資料がないため、正確な答弁はできないが、補助金額については、地区会の人口に5,000円を乗じる人口割の金額と、補助対象金額から人口割を差し引いた額の半額、その半額の限度額は1,000万となっており、その合算額を補助金額としている。

問:(ウ)地区会へ補助している行政経費補助金には維持費も含まれているか。
答:(村長)
含まれている。

問:(エ)地区住民の負担割合を低く抑えて、建て替えを実施できないか。
答:(村長)
物価高騰の影響を考慮して補助金額の設定内容や、限度額の見直しをしたいと考えているが、最新の建設単価、建築費指数でも木造住宅の工事原価は上昇しており、様子を見ながら限度額などの決定をしていく。

▽田んぼアート
問:(ア)直近の入館者数と収入額は。
答:(村長)
入館者数について、8月末現在で、第1田んぼアートが4万2,574人、第2田んぼアートが3万7052人、合わせて7万9,626人となっている。収入額については、第1田んぼアートは1,059万9,900円、第2田んぼアートは、922万9,000円、合わせて1,982万8,900円となっている。

問:(イ)新型コロナウイルス感染症が落ち着き、入館者が戻りつつあるという実感はあるか。
答:(村長)
田んぼアートを観覧するため、展望所を訪れる車の量などを見ていると、入館者は元に戻りつつあるものと実感している。

問:(ウ)新型コロナウイルス感染症の流行前後の入館者数の推移は。
答:(村長)
令和元年8月末の入館者数と比較すると、第1田んぼアートは4万6,919人、第2田んぼアートは3万4,227人の減となっている。

問:(エ)入館者の反応を確認できる方法が必要と思われるが、どのように考えているか。
答:(村長)
田んぼアート会場において、観光案内員が観覧者に配慮しながら、田んぼアートの感想などを聞いていて、いただいた意見の中で改善につながる意見は、今後の参考としている。

問:(オ)インバウンド対応に対する取組みは。
答:(村長)
チラシや会場の注意看板などに英語や多言語表記をして対応している。

問:(カ)青森港へのクルーズ船の来航による田んぼアートへの効果はあると感じられるか。
答:(村長)
青森港に寄港する外国籍船から、田んぼアートを観覧したいという団体のツアー予約はないが、寄港した日本籍船からの団体ツアー予約はある。また、クルーズ船が寄港しているタイミングで、外国からの観覧者が見受けられることから、クルーズ船の来航による効果はあるものと感じている。

◆田澤隆議員
▽コミュニティ推進事業
問:(ア)村では地域づくり事業の一つとして、コミュニティ推進事業があるが、補助金を活用している地区会の数はどのように推移しているか。
答:(教育長)
事業を開始した平成22年度では、15地区が活用し、平成23年度から令和元年度までは13から18地区が活用してきた。令和2年度以降は、夏祭りなどのコミュニティ推進事業のほか、伝統芸能の保存・活用事業などについても対象に加え実施しているが、令和2年度から令和4年度については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、例年の半分以下となった。その後、感染状況の変化に伴い、令和5年度は13地区、令和6年度は17地区、今年度については、8月末現在で17地区からの申請に対し補助金の交付を行っている。

問:(イ)補助金の上限額である6万円の根拠と毎年の予算の推移は。
答:(教育長)
平成22年度から平成26年度については、物品購入や借上料などを対象経費として、1地区5万円を上限額としていた。平成27年度以降は、イベント出演者の講演料なども含め、対象経費の範囲を広げ、予算の範囲内において、1地区6万円を上限とした。

問:(ウ)近年の物価高騰に伴い、上限額の変更を考えているか。
答:(教育長)
上限額の変更については、様々な事業を実施するうえで、総合的な判断が必要となるため、今後、慎重に検討していきたい。

▽村有財産(土地)
問:(ア)個人の空き家、空き地について問題となっているが、現在、使用していない空き地状態で村が所有している土地はあるか。
答:(村長)
市街化調整区域内にある旧田舎館小学校跡地と旧水道管理事務所跡地の2箇所がある程度の面積がある更地となっている。

問:(イ)今後、明確な使用目的のある土地はあるか。
答:(村長)
現在、将来的に使用目的のある土地はないが、利活用できる条件が整えば検討していきたい。