健康 健康だより

■毎日の食事に野菜をあと70g増やそう
国が目標とする1日の野菜摂取量は350gです。県が行った令和4年度の調査では、岩手県民は目標値に対してあと70g不足しています。毎日の食事にあと小鉢1皿、野菜をプラスしましょう。

出展:厚生労働省「国民・栄養調査」岩手県「県民生活習慣実態調査」
※全国のR4はR1のデータを使用

▽野菜は1日350g(小鉢5皿分)を目標に
野菜を食べると、血糖値や血圧を安定させる効果の他、免疫機能の維持にも役立つといわれています。
緑黄色野菜や淡色野菜、海藻、キノコ類など、いろいろな種類を組み合わせて食べましょう。
加熱して「かさ」を減らすと生野菜より量を取ることができます。

▽野菜は不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富
(表)野菜に含まれる主な栄養素

※持病がある人は医師の指示の下に摂取してください。

■10月は乳がん月間(ピンクリボン運動月間)~乳がんで亡くなる人を減らすために検診を受けましょう~
ピンクリボンは、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝えるシンボルマークです。

▽女性の9人に1人が乳がんに
乳がん患者は年々増加しており「日本人女性の9人に1人がかかる」といわれています。乳がんは30歳代から増え、40歳代後半に1つめのピークを迎えた後、60歳代に2つめのピークを迎えます。誰でも乳がんになる可能性があるため、定期的な検診や、自分の乳房を意識した生活を送ることが大切です。

▽早期発見・早期治療で「乳がん」は治る
しこりの大きさが2cm以下で、転移のない乳がんは95%以上の人が治るとされています。
検診受診後に精密検査の案内が届いた場合は、必ず専門の医療機関を受診しましょう。また、家族で乳がんになった人がいる、出産経験が少ない人などは注意を要します。

▽早期発見のためのブレスト・アウェアネス
ブレスト・アウェアネスとは「乳房を意識する生活習慣」のことです。乳房の状態に日ごろから関心を持つことが乳がんの早期発見につながります。
(1)自分の乳房の状態を知る。
(2)乳房の変化に気を付ける(しこり、皮膚のくぼみや引きつれ、乳頭からの分泌物など)。
(3)変化に気付いたらすぐ医師に相談する。
(4)40歳になったら2年に1回乳がん検診を受ける。

▽市乳がん検診
個別検診は令和8年1月31日まで実施しています。
詳細は市HPから

問い合わせ:健康づくり課
【電話】656・6527

■市歯科コンクール~これからも歯を大切に~
市歯科コンクールの表彰式が8月7日、市役所で行われました。
「親と子のよい歯のコンクール」は令和6年度に3歳児健康診査を受診し、虫歯が無いなど一定の基準を満たす子どもとその父母268組が対象。最優秀賞が1組、優秀賞が2組選ばれました。
「高齢者歯科コンクール」は80歳以上の399人を対象とし、参加希望者の11人の中から最優秀賞1人、優秀賞3人が選ばれ、市長から表彰されました。また、8020達成賞として7人が岩手八幡平歯科医師会から表彰されました。

▽受賞した皆さん
一覧については本紙をご参照ください