くらし 今から考えてみませんか?『デジタル終活』

■今から考えてみませんか?『デジタル終活』~スマホの中の見えない契約で遺された家族が困らないために~
スマートフォンやパソコン等が普及した現代社会ならではの遺品として「デジタル遺品」があります。デジタル遺品に関する相談事例を紹介し、遺された家族が困らないようにするための「デジタル終活」について情報提供します。

◆相談事例
●故人が利用していたネット銀行の手続きをしたくてもスマホが開けず、ネット銀行の契約先がわからない。
●コード決済サービス事業者の相続手続きが1か月以上たっても終わらない。
●故人が契約したサブスクリプション(定められた料金を定期的に支払うことで、一定期間、商品やサービスを利用できるサービス)の請求を止めたいが、IDとパスワードがわからない。

◆デジタル遺品の処理で困らないための事前の対策
●万が一の際に遺族が故人のスマホやパソコンのロック解除ができるようにしておきましょう。(例えば、名刺サイズの紙にパスワード等を記入し、修正テープでマスキングなどした「スマホのスペアキー」を作り、万が一の際に家族が見つけられる場所に保管しておく方法があります。)
●ネット上の資産やサブスクの契約は、サービス名・ID・パスワードを日頃から整理しておきましょう。
●エンディングノートの活用も検討しましょう。
●自分自身に何かあったときに備えて、スマホ等のアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスを活用しましょう。

おかしいな・困ったなと思ったら、ひとりで悩まず、ご相談ください。

問合せ:
・消費者ホットライン
【電話】188
・消費生活相談窓口
【電話】724-7165