- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県名取市
- 広報紙名 : 広報なとり 令和7年9月1日号
台風や大雨、地震などによる大規模な自然災害が毎年のように発生しています。自然災害が発生した場合、それに便乗した悪質商法の消費者トラブルが多くなる傾向があります。また、過去の災害を持ち出したり、将来の不安をあおったりして勧誘され、トラブルになるケースも見られます。最近は「保険を使って自己負担なく住宅修理ができる」などと勧誘する手口の相談も多く寄せられています。
■相談事例
●台風で自宅の屋根がずれ、見積もりのつもりで業者を呼んだら、屋根にビニールシートをかけられ高額な作業料金を提示された。
●地震後「屋根を無料で点検する」と業者から訪問を受け、「このまま放置すると雨漏りして大変なことになる」と言われ高額な契約をさせられた。
●豪雨の影響で雨漏りをしていたところに、「保険金を使って自己負担なく自宅の修理をする」という業者が突然来訪し、保険請求手続きの代行と住宅修理を依頼したが、高額な申請サポート費用を請求された。
■消費者へのアドバイス
●突然電話や訪問をしてくる業者を安易に信用しないようにしましょう。
●契約を迫られても、その場では契約せず、複数の事業者で比較検討してください。
●「保険が使える」と勧誘されてもすぐに契約せず、加入先の保険会社や保険代理店に相談しましょう。
●修理をキャンセルした時の違約金や保険申請サポート費用などの名目で、高額な請求をされる可能性があるため、依頼する際は契約内容をしっかりと確認しましょう。
●経年劣化による損傷と知りながら、自然災害などの事故による損傷と申請するなど、うその理由で保険金を請求することは絶対にやめましょう。
《住宅に関する様々な相談》
住まいるダイヤル
【電話】03-3556-5147
《保険金に関する業者とのトラブル相談》
日本損害保険協会
【電話】0120-309-444
保険金で対応できるのかなど、住宅の修理を業者と契約する前に、ぜひご相談ください。
問合せ:
・消費者ホットライン
【電話】188
・消費生活相談窓口
【電話】724-7165
