子育て ~家庭で見直そう、メディアのルール~「メディアコントロール」を身につけよう

「メディアコントロール」とは、メディアに接する時間や内容などを自己管理・自己調整することを言います。
小・中学生の身の回りにはテレビ、ゲーム、スマートフォンなどのメディアがあふれています。さまざまなメディアを通して学習したり、仲間との交流を楽しんだりするなど、子どもたちの生活にとってインターネットに接続されたメディアは、もはや欠かすことができない存在となっています。

■メディアと子どもたちの現状
令和6年度の全国学力・学習状況調査では、市内小・中学生の普段(月~金曜日)の1日あたりのゲーム、SNSや動画視聴の時間が、下記グラフのとおり宮城県や全国平均よりも長い傾向となっています。メディアに触れる時間が長くなることは、睡眠不足や精神的な健康問題を引き起こす要因として懸念されています。

▽懸念される健康問題
・朝、学校に行きたくない、だるい、疲れる
・朝ごはんが食べられない
・便秘
・集中して勉強ができない
・気持ちが落ち込む(抑うつ気分)
・イライラする、キレやすい など

■家庭でのメディアコントロールの取り組み
タブレット端末をはじめとしたメディア環境は、小・中学生にとって鉛筆やノートなどの文房具と同様に学習面でも不可欠なものとなっています。このことを認識したうえで、メディアとのつきあい方を自分自身で調整したり、判断したりすることができるように「メディアコントロール」を身に付けていくことがとても重要です。
教育委員会では「メディアコントロール力の育成」を今年度の学力向上施策の重点事項に掲げ、子どもたちがメディアの使用時間を自ら管理・調整する力を身に付けることができるよう取り組みを進めています。
メディアと上手につきあうために、家族で話し合い適切なルールをつくりましょう。

〔家庭でのルールづくりと運用のポイント〕
・親子で話し合い、利用時間などのルールを一緒につくる。
・メディア機器の所有権は保護者にする。
・ルールをつくる際の目安を確認する。
・ルールが守れなかった場合のことをあらかじめ決めておく。
・ペアレンタルコントロール※を活用する。
・メディア以外の楽しみを見つける。
・保護者が良き相談相手になる。
※子どもが利用する端末などを保護者が管理するための機能

問い合わせ:教育総務課
(【電話】63-0130)