- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県岩沼市
- 広報紙名 : 広報いわぬま 令和7年1月号
※『岩沼市 市政報告』で検索
令和6年第5回岩沼市議会定例会が12月10日に開会し、初日に市長が市政の概要を報告しました。主なものを掲載します。
■ふるさと納税への取り組み
返礼品については、10月末日時点で、昨年度から130品目を追加した337品目、寄附金額では昨年同期比で30%増の約3億5000万円となり、市を挙げた取り組みの成果が表れています。
企業版ふるさと納税については、企業側のメリットを説明しながら、これまで90社を超える市内外の企業を訪問し、昨年度実績を大幅に上回る約2700万円の寄附をいただいています。
引き続き、本市を支える各種産業のさらなる活性化につながり、全国から選ばれる魅力的な返礼品の開発と発掘を進めていきます。
■移住・定住の推進
11月17日、東京都千代田区で開催された「みやぎ移住・交流フェア2024」に参加しました。当日は、来場した21組の方に個別の移住相談を行いながら、市のPRを行いました。
ご相談いただいた方からは、本市への移住に前向きな意見もいただきましたので、その関心を移住に結びつけられるよう取り組んでいきます。
■岩沼市民体育センター跡地の利活用
令和5年度末で用途を廃止した岩沼市民体育センターについては、現在、建物の解体に向けた準備を進めています。
跡地の利活用については、市民の皆さんのご意見を伺いながら、地域の活性化や市の魅力向上につながるよう、民間事業者への貸し付けを行う方向で検討を進めていきます。
■高齢者への日用品の支給
物価高騰などによる生活への影響が長期化する中、特に影響を受けやすい年金受給者を支援するため、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、65歳以上の高齢者がいる世帯に、ボックスティッシュ、トイレットペーパーなどの日用品を支給する準備を進めています。
対象となる約8200世帯には、1月下旬から順次発送し、3月末までに配布を終える予定です。
■新たなこども・子育て支援パッケージ
本取り組みについては、第1弾の支援パッケージの公表後、子育て世代の転入数が昨年同期比で約30%増となるなど、一定の成果を得ています。
引き続き、市内の子育て世代の満足度を高めるとともに、新年度に向けた市外の子育て世代を引き付ける新たな支援パッケージを検討していきます。
■ハナトピア岩沼のリニューアルおよび農村環境改善センターの廃止
ハナトピア岩沼のリニューアルについては、基本設計がまとまり、現在、詳細設計を行っています。
令和8年度のオープンに向け、引き続き財源確保に努めながら、子育て世代をはじめとする多くの皆さんに喜ばれる施設になるよう取り組んでいきます。
また、ハナトピア岩沼へ機能を一部移転する農村環境改善センターについては、今年度末をもって廃止する予定としています。廃止後の建物については、活用、解体に関するそれぞれの費用を比較し、総合的に検討していきます。