- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県登米市
- 広報紙名 : 広報とめ 10月号(365号)
■地元の恵みを味わう
・親子で地産地消料理教室
「地産地消料理教室」が8月7日、石森ふれあいセンターで開かれ、小学生の親子18人が参加しました。
料理教室は、地元食材を使用して親子で調理を体験することで、食と農への関心を高め、地域での消費拡大を図ることを目的に開催。市地産地消推進店「飯場こじか」オーナー鹿野徹(とおる)氏の指導の下、地元食材をふんだんに使った土鍋炊き込みご飯とはっと汁の2品を作り、完成後は自分たちで作った料理の味を堪能しました。及川智とも貴きさん(12)=迫町駒木=は「はっとの生地を薄く伸ばすのが難しかったけど、とてもおいしくできたので、家でも作ってみたいです」と話していました。
■破片をくっつけ復元
・夏休み縄文土器修復体験
「青島貝塚縄文土器修復体験」(南方公民館、とよまサイエンス、手のひらサークルたねるべ共催)が8月10日、南方公民館で開かれ、親子22人が参加しました。
このイベントは、南方で発掘されて同公民館に保管されていた本物の縄文土器に直接触れることで、子どもたちが歴史や文化財に興味を持つことが目的。JICA海外協力隊としてペルー国立シカン考古学博物館で働く相原淳じゅんいち一氏を講師に迎え、子どもたちは協力しながら土器の破片を接着剤でつなぎ合わせました。熊谷晴真(はるま)さん(10)(南方町細川)は「ぴったり合う破片を探すのがパズルみたいで楽しかった」と話していました。
■雨に負けぬ熱い演舞
・よさこいとねぷた夏彩る
「YOSAKOI and ねぷたinとよさと」(同実行委員会主催)が8月10日、陸前豊里駅前の特設会場などで開かれ、多くの人がよさこいの熱気を味わいに訪れました。
イベントでは、市内のチームをはじめ、東北各地や北海道から集まった32チーム約500人が出演し、迫力あるよさこいを披露。豊里中学校「ONE(ワン)TOYOSATO(トヨサト)」の酒井絢百(あやと)さん(豊里中3年)は「みんなの動きを合わせることを意識して練習してきました。本番は緊張したけど、ベストを尽くせたので良かったです」と話していました。夜には、町内会や商工会が制作した幻想的なねぷた4基が練り歩き、会場を鮮やかに彩りました。
■ものづくりの現場へ
・夏休みに親子で工場見学
「2025とめオープンファクトリー」(宮城県東部地方振興事務所登米地域事務所地方振興部主催)が7月22日から8月7日まで実施されました。
オープンファクトリーは、普段の生活を支えているものを作っている現場を見学することで、子どもたちに地域への愛着を持ってもらおうと、市内15カ所の工場などで開催。エスビー食品を見学した勝山ひなのさん(8)(迫町立戸)「は「お母さんに勧められて参加しました。たくさんの商品が機械で運ばれていてすごかった。今日作ったハーブソルトを使って、おばあちゃんと料理するのが楽しみです」と笑顔を見せました。
■音響や照明操作体験
・舞台技術を学ぶ講座開催
「舞台技術講座~エンジニアの仕事を体験~」(登米文化振興財団主催)が8月3日、水の里ホール・Abebisouで開かれ、高校生から60代までの計9人が受講しました。
講座は、舞台技術に興味や関心を持つ人を対象に開催。同財団スタッフが講師となり、普段立ち入ることができない舞台の裏側を見学しながら、照明・音響機器の取り扱いや操作の基礎を学びました。佐藤翔(しょう)さん(18)(東和町米谷3区)は「初めての本格的な機材にドキドキでしたが、照明の組み合わせが上手くできた時はうれしかったです。将来ライブ関係の仕事に就きたいので、今日の体験を生かしたい」と話していました。
■目指せゼロカーボン
・中学生が地球温暖化学ぶ
「ゼロカーボンシティとめジュニアミーティング」が8月6日、中田農村環境改善センターで開催され、市内の中学生29人が参加しました。
ジュニアミーティングは、地球温暖化やカーボンニュートラルについて学び、自分たちの未来について考え、意見交換することを目的に開催。宮城教育大学教授の棟方有宗(ありむね)氏による記念講演の後、グループに分かれて意見を出し合いました。田口真子(まこ)さん(佐沼中3年)は「地球温暖化防止には二酸化炭素の吸収と削減が大切だと知りました。これからも家族で節電を心がけて生活したいです」と話していました。
