くらし 令和6年度 決算報告

■一般会計 歳入 448億1,134万円

◆会計別決算状況

▽収益的収支
企業の経営活動に伴って発生する全ての収益と費用
▽資本的収支
建物・施設の建設といった支出の効果が次年度以降に及ぶものや、企業債の元金償還などの費用と、その財源となる収入

■一般会計 歳出 432億7,594万円

◆令和6年度決算に基づく健全化判断比率
健全化判断比率は、自治体の財政状況を客観的に表し、財政の早期健全化などを判断する指標です。市は、いずれも基準をクリアしていますが、特に物価高騰などの影響で財政調整基金をはじめとした基金残高が減少したことから、将来負担比率が29.8%(前年度比12.7ポイント増)となっています。
基準は、全国共通の財政状況を判断するための法定基準に照らし合わせたもので、市の財政運営上の問題の有無について総合的に判断し、より健全な財政運営に努めていきます。

※1 基準を1つでも超えると、財政健全化計画の策定、外部監査、議会への報告・公表などさまざまな財政健全化策を実施することになります。
※2 基準を1つでも超えると、財政破綻の状態と判断されます。財政再生計画の策定など国による指導、勧告、承認を受けないと財政執行できません。

■令和6年度決算報告
皆さんから納めていただいた税金や国・県からの補助金などの財源が、まちづくりにどのように使われたのかをお知らせします。
令和6年度の一般会計決算額は、歳入が448億1134万円、歳出が432億7594万円、差し引き15億3540万円、これから翌年度へ繰り越した事業に充てる財源4億8322万円を差し引いて、実質収支で10億5218万円の黒字決算となりました。
歳入総額は、前年度に比べると2.1パーセント減の448億1134万円となりました。
歳入の内訳でみると、市税は全体の16.6パーセントに当たる74億4235万円で、前年度に比べ8213万円の減額となりました。
地方交付税は、全体の41.2パーセントにあたる184億4490万円で、前年度より1億1423万円の減額となり、国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対策関係交付金などの終了などにより、1億2665万円の減額となっています。また、市債は、旧高清水中学校解体事業の完了などに伴い、前年度より980万円少ない26億8140万円となりました。
歳出総額は、前年度に比べて2.7パーセント減の432億7594万円となりました。
目的別に見ると、衛生費が新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴うワクチン接種事業などの縮小により13億4638万円の減額、商工費が企業立地投資奨励金の対象企業の減少による減額などにより2億6285万円の減額となりました。一方で、消防費が車両運用端末装置更新事業により2億7127万円の増額、農林水産業費が有害鳥獣減容化処理施設整備事業により1億8546万円の増額となりました。
性質別に見ると、普通建設事業が志波姫公民館整備事業の完了などにより1億8005万円の減額、災害復旧事業が令和4年7月の大雨災害復旧事業の完了などにより4億4042万円の減額となりました。一方で、人件費が令和6年人事院勧告に基づく給与改定などにより、6億6478万円の増額となりました。
今後も、限りある財源を適正かつ有効に活用した財政運営に努めていきます。

問合せ:総務部財政課
【電話】22-1115