子育て シリーズ 第58回 3Fシート導入 子どもと保護者で振り返り 矢本東小学校

■家庭で読書やでめこん 防災も考える機会に
矢本東小学校(児童447人)では、〝東小〟に集い学び合うことが心からうれしいと思える「魅力あふれる夢と感動のある学校」を目指して地域とともに育つ教育活動を展開しています。本年度は特に読書推進やデジタルメディア・コントロールチャレンジ、防災に関する家庭との連携を深めるため、児童と保護者が定期的に振り返りながら、3項目に取り組む「3F(さんふぁみシート)」の活用を始めました。
読書については、7・11月のファミリー読書月間に合わせて家で本を読んでもらい、家の人とその内容について話す機会を作ってもらいます。
でめこんは、7月11日の授業参観のタイミングで児童と保護者で「でめこんの目標」を立ててもらい、でめこん週間のある7、8、11、2月に「目標を守れたか」「東松島市の定める目標と比較してどうか」を項目別にチェックしてもらい、2月に自分と保護者それぞれで感想を書いてもらいます。
防災については、各家庭で防災会議を開いてもらい、定期的な話し合いを通じて有事に備えてもらおうと、6月16日の「東松島市防災訓練の日」、11月5日の「津波防災の日」、3月11日の「みやぎ鎮魂の日」の年3回、自宅で地震などの災害に遭った場合、どう対応するか、避難先はどこかなどを話し合い、その内容を記載してもらうことにしています。登下校時の対応についても考えてもらい、備える習慣性の定着を目指しています。
このほか、地域の人財に触れる「放課後〇〇教室」、集団下校時のごみ拾い活動、ほほえみ一声運動も展開中。相沢進校長は、「今後も学校、家庭、地域が寄り添って子育てとともに」と話していました。

相沢進(あいざわすすむ)校長