くらし 北の国から(332) 北海道北見市端野自治区だより

3月の北見市は暖かい日が続いて雪解けが進み、3月17日の大雪を最後にすっかり春らしい陽気で、北国の長い冬がようやく終わりを迎えました。
市内の小・中学校では、3月14日から24日の間にかけて卒業式が行われ、卒業生たちは4月から始まる新生活への期待に胸を膨らませたことでしょう。4月には、進学や就職などで新しい生活が始まります。春は出会いと別れの季節。子どもも大人も新年度が始まり、忙しい日々を送っていることでしょう。
なお、3月14日の端野中学校卒業式の閉式後に行われた「卒業セレモニー」では、在校生からの送辞と卒業生からの答辞を通じて、お互いに心のこもった熱いメッセージが交わされました。
その後、全校生徒での合唱、卒業生からお世話になった先生や在校生へ感謝の気持ちを込めた合唱が贈られ、会場は涙に包まれました。広報担当の私も、取材をしながら感極まってしまいました。
3月15日には、端野町川向の小桜保育所の閉所式が行われました。地域の人口減少で入所園児が減少し、3月末で63年の長い歴史に幕を閉じました。保育所に通う9人の園児と保護者、関係者の皆さんが出席して開催された式では、地域の象徴だった保育所との別れを惜しみました。
4月、新年度が始まりました。皆さまが気持ちを新たに、充実した1年を過ごせるよう祈っています。