健康 【お散歩日和】食育アラカルト

■宮城県民は食塩をとりすぎ
文:子ども未来課栄養士

「塩」は生きていくうえでとても大切なものなので既に体内にあり、外から取り入れるのは2g程度で十分と言われています。
令和4年の「宮城県県民健康・栄養調査」では、男女とも、どの年代も食塩摂取量が目標量:男性7.5g、女性6.5g(日本人の食事摂取基準2020年版)より多くとっていて、年代別では男女とも60歳代の摂取量が多いことがわかりました。

◇食塩をとりすぎると
血液中の塩分が増え、塩分の濃度を一定に保とうと体が水分量を増やすため、血液量が増え心臓が高い圧力をかけて血液を循環させなければならなくなり、「血圧が高く」なります。この状態が続くと、血管に負担がかかり「動脈硬化」が進行する原因になります。

◇減塩するためのコツ
食塩は知らない間にとりすぎになりがちです。調味料を減らすだけでなくコツを押さえて、食塩摂取目標量に近づくようにおいしく減塩しましょう。
自分自身の健康とご家族の健康のために、できることから少しずつ減塩をはじめてみましょう。

◇動脈硬化の進行
脳血管疾患:脳の血管が破れる・詰まる
心臓病:心臓の血管が詰まる・心筋が厚くなる
腎臓病:機能が低下し、老廃物の排泄ができなくなる

◎料理のコツ
・だしをきかせる
・香辛料、酸味、香味野菜を活用する
・味付けは表面につける
・汁物は具だくさんにする
・減塩のものを活用する

◎食べ方のコツ
・麺類の汁は残す
・調味料はかけるよりつける
・適量をたべる
・加工食品、練り製品をひかえる

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問合せ:健康福祉課健康増進係
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