くらし 【特集】令和7年度のまちづくりと予算(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県七ヶ浜町
- 広報紙名 : 広報しちがはま 令和7年5月号
~健康と福祉、子育て支援の新たな拠点づくりへ~
■令和7年度施政方針から
《町長 寺澤 薫》
令和7年度の一般会計予算額は、昨年度より7億9600万円多い79億9900万円となりました。
今年度は特に、「攻めの福祉」として、既存の母子健康センターと子育て支援センターの機能を集約し、健康と福祉、子育て支援の新たな拠点施設として、(仮称)保健福祉センターの基本構想・基本設計の策定に着手します。
6つの政策軸をさらに連動させ、引き続き「心かよう健幸のまちづくり」に取り組みます。
【1】安全で安心な暮らしを守りたい(復興と防災)
~ 8地区で総合防災訓練 ~
全国各地で大規模自然災害が発生し、今後、懸念される「宮城県沖地震」や「日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震」などが予想される中、町民の生命を守ることを最優先とし、防災への備えを強化してまいります。
主な事業としては、引き続き、東北大学災害科学国際研究所と連携し、有識者のご意見や知見などのアドバイスをいただきながら、複雑、多様化する災害への備えの強化に努めてまいります。
また、本年度は、町内8地区(亦楽・笹山・吉田浜・花渕浜・代ヶ崎浜・東宮浜・要害・御林)の住民を対象に、亦楽小学校を主会場として総合防災訓練を実施し、防災の強化や備えについて再確認をしてまいります。
さらに、住民と関係者が一体となって災害時の避難支援等をより実効性のあるものとするため、町内5地区(遠山・境山・汐見台・汐見台南・笹山)について「個別避難計画」の策定を行い、避難経路の作成や避難行動要支援者名簿の整備に努めてまいります。
このほか、防災・防犯対策として、緊急時の情報伝達に欠かせない全国瞬時警報システム(Jアラート)の機器の更新、ながすか多目的広場から高台の笹山地区へ避難するための誘導看板の設置や、闇バイト等の新たな形の犯罪に対処すべく、交通量の多い箇所等にカメラ付きのLED防犯灯の設置に取り組み、安全で安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
《主な事業》
・東北大学災害科学国際研究所との学術連携事業
・総合防災訓練事業
・ながすか多目的広場避難経路看板設置事業 130万円
・防犯カメラ設置事業 242万円
【2】可能性を伸ばしたい(人材育成)
~ グローバル、町の教育財産として定着 ~
これまで、世界で活躍できるグローバルな人材育成をコンセプトに取り組んできた「英語を通したコミュニケーション力の育成」は、本町の教育財産として定着してまいりました。中学校においては、「七ヶ浜独自のラウンド学習法」として取り組んでまいります。
また、子どもたちの異文化への理解や認識を深めることを主体に、長年親睦と交流を深め取り組んできたプリマス町との姉妹都市交流につきましては、本年度は、訪問団を迎え入れる年であります。プリマス町との友好の絆をより一層深める訪問となるよう努めてまいります。
学校給食食材費値上げ相当分の補てんにつきましては、現在も物価高騰の影響が続いていることから、本年度も引き続き保護者の負担軽減を図ってまいります。
《主な事業》
・七ヶ浜グローバル人材育成事業 1253万円
・給食食材物価高騰保護者支援事業 2011万円