- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県七ヶ浜町
- 広報紙名 : 広報しちがはま 令和7年5月号
【3】だれもが健幸(けんこう)であってほしい(攻めの福祉)
~ (仮称)保健福祉センターの基本構想策定 ~
本年度では、新たに「こども計画」の策定に着手いたします。この計画は、本町の子どもの施策に関する基本的な方針や重要事項、子どもに関する施策を推進するための指針となるものであります。
また、放課後児童クラブの待機児童を解消する取り組みとして、新たに整備した「まつかぜ放課後児童クラブ分館」と汐見小学校の空き教室を活用した「はまぎく放課後児童クラブ」の利用を令和7年4月から開始いたします。
国の重要課題である少子化対策につきましては、不妊検査及び不妊治療にかかる費用の一部を助成するなど、経済的負担の軽減や不妊治療に取り組みやすい環境の整備を図ってまいります。
また、産後ケア事業につきましては、新たに宿泊型を加えるほか、既存の通所型と訪問型においてもメニューを増やし、個別のニーズに応じた支援につなげてまいります。
さらに、子育て家庭が気軽に外出できる環境づくりに向けて、令和7年3月に上下水道事業所庁舎とながすか多目的広場に授乳室を設置しました。
町民の健康づくりにつきましては、引き続き「普段着の健康づくり」として、禁煙等に対する啓発や健康教育を実施するなど、町民の皆さんが普段から気軽に取り組める健康づくりに取り組んでまいります。
高齢者の感染症予防対策としては、65歳を基本に「帯状疱疹ワクチン予防接種」にかかる費用の一部を公費負担といたします。
既存の母子健康センターと子育て支援センターの機能を集約し、健康と福祉、子育て支援の新たな拠点施設として整備を予定している「(仮称)保健福祉センター」については、基本構想及び基本設計の策定に取り組み、出生から切れ目のない健康づくりと各種相談機能の充実を図ってまいります。
高齢者福祉につきましては、地域共生社会の実現に向けた取り組みとして、権利擁護支援を必要とする方に対し、成年後見制度の利用促進を図るため、町地域包括支援センター内に地域連携ネットワークの中心となる「(仮称)成年後見支援センター」の設置を進めてまいります。
《主な事業》
・(仮称)保健福祉センター基本構想策定等事業 2304万円
・こども計画策定事業 400万円
・高齢者帯状疱疹予防接種事業 409万円
【4】地域をもっと元気にしたい(地域力の構築)
~ 「ダーツの町」を広くアピール ~
地域の方々も一緒に参加し、小学校の運動会を盛り上げる「小学校・地区民合同大運動会」を本年度も開催いたします。地域の結束力や地域力の向上を図り、町の元気につなげてまいります。
今年で5年目を迎える「七ヶ浜アロープログラム」につきましては、地域活動や小学校のクラブ活動等に広く取り入れられ、町民の健幸、地域間・世代間交流の促進、コミュニティ活性化に大きな役割を果たしております。
本年度は、これまで行ってまいりました町民ダーツ大会・地区対抗ダーツ大会に加え、ダーツをデザインしたマンホール蓋を設置し、スポーツダーツの普及と「ダーツの町七ヶ浜」を広く町内外にアピールしてまいります。
また、地域の方々に協力をいただきながら、引き続き、県立広島大学等の調査・研究事業における実証実験に参加し、スポーツダーツがもたらす脳や運動機能への効果について検証を行ってまいります。
《主な事業》
・小学校・地区民合同大運動会事業 91万円
・七ヶ浜アロープログラム事業 311万円