くらし 【特集】令和7年度のまちづくりと予算(3)

【5】地域の足を強くしたい(地域交通対策)
~ 新たな利用者の発掘 ~
七ヶ浜町民バス「ぐるりんこ」の令和6年度の利用者数は、コロナ禍前に戻りつつありますが、本格運行から15年目を迎え、運行開始当時と比較すると、地域の高齢化の状況や利用者ニーズは年々変化し続けております。
今後とも利用者ニーズの把握、分析に努めるとともに、中学校の卒業記念としての無料乗車券の配布や利便性の向上、新たな利用者の発掘に努めてまいります。

《主な事業》
・地域公共交通対策事業 9187万円

【6】町を生き生きさせたい(地場産業への新たな挑戦)
~ 特産として期待の「トリガイ」 ~
本町の新たな特産として期待される「トリガイ」については、宮城県漁業協同組合七ヶ浜支所青年研究会とともに、種苗生産や飼育環境の研究を続けております。
令和6年7月には、「七ヶ浜産活トリガイ」として仙台市場に出荷し、高値で取引されたことは、市場をはじめとした関係者の高い関心の表れと考えております。本年度は、資機材や飼育用の筏等施設の増設を行い、種苗はじめ、成貝の安定した生産量の確保に向けて取り組みを進めてまいります。

《主な事業》
・フィッシャーマンズ・チャレンジ事業 1342万円

以上、6つの政策軸とともに、本町のイメージアップや魅力を活かす新たなまちづくりビジョンとしてスタートした「逍遥のまちづくり」については、構想の具現化に向け取り組んでまいります。
また、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進につきましても、書かない窓口の導入、電子申請システムの本格的な活用及び子育てモバイルシステムの導入など住民の利便性の向上に取り組んでまいります。

◆令和7年度 一般会計当初予算 79億9,900万円
※( )内は、構成比・前年度伸び率。△はマイナスを表します。

【依存財源】46億8,234万円(58.4%、12.1%)
【自主財源】33億1,666万円(41.6%、9.6%)

◆特別会計・企業会計 予算