くらし 地域包括支援センターだより

■認知症と介護について知っておいてほしいこと

◇認知症の人は虐待の対象になりやすいと言われています
想像してみてください。介護をしている相手に「私のお金を盗んだ!」、「ご飯を食べさせてくれない!」などと叫ばれたら、誰もが穏やかな気持ちではいられないのではないでしょうか?
しかし、これは認知症の代表的な症状の1つで、「病気が言わせている言葉」です。認知症になると、どのような症状が起こるかを知っているかいないかで、受け取り方、対処の仕方は違ってきます。認知症について正しい知識を得ることで、虐待をしてしまうリスクを減らすことができます。

◇誰もが虐待をしてしまうおそれがあります虐
ている人の半数以上が「虐待をしている自覚がない」という結果が出ています。自分では気づかずに虐待している例として、次のようなことがあげられます。どれか一つでも当てはまった場合、虐待になってしまいます。

・言うことを聞かないので、無視したり逆にののしったりする。
・良いことと悪いことを分かってもらうために、たたくなどして言い聞かせる。
・道に迷うので、外出させず部屋に閉じ込める。
・世間体が悪いので、外出させなかったり、訪ねてくる人がいても会わせなかったりする。
・年金通帳、預金通帳などを管理し、本人に無断で使っている。
・人前でおむつを替えたり、しばらく裸のままにしておいたりする。

◇様々な支援を受けることが大切です
「家族だから面倒を見たい」という優しい気持ちが、虐待につながってしまうことがあるのが、認知症介護の難しさです。
特に、介護をしている人が孤立していると虐待を招いてしまいやすいことが分かっています。町には在宅介護を行っている方が会員となる「介護者家族の会」があり、定期的に集いの会などを開催して、在宅介護の悩みなどを話し合う場もあります。
また、地域包括支援センターでは、認知症や介護の相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。

■5月 各地区介護予防教室開催中!
対象:おおむね65歳以上の方
開催時間:10時~正午
開催場所:各地区公民分館・避難所等

湊)ひまわりの会 14・21・28(水)
境)浜楽会 13・20・27(火)
松)はまぎく会 1・15・22(木)
遠)かぶとむしの会 9・23(金)
菖)花菖蒲の会 13・20・27(火)
遠)あんしんウォーク 12・26(月)
花)はなぶしまじゃらいん会 15・22・29(木)
汐)悠々倶楽部 2・9・16(金)
吉)さくらの会 12・26(月)
汐南)しおさい南クラブ 2・9・30(金)
代)元気よがさきの会 7・14・28(水)
亦)亦来る会 8・22(木)
東)すこやか明神会 14・21・28(水)
笹)やまぼうしの会 8・22(木)

問合せ・申込:長寿社会課 地域包括支援センター
【電話】357-7447