健康 食育アラカルト

◆あなたは大丈夫?隠れ肥満!
[文]第二清楽苑栄養士

若い頃と体重は変わっていないのに、体脂肪率が増えている。それは隠れ肥満かもしれません!

○減ってしまう基礎代謝量、増える体脂肪率
基礎代謝量とは、呼吸や体温調節など生命維持に必要な最低限のエネルギー量を指します。一般的に加齢に伴って基礎代謝量は低下します。その主な原因として筋肉量の減少があります。筋肉量は40歳代より低下が始まり、最終的に80歳まで30~40%低下するとも言われています。

○筋肉を維持しよう
エネルギーやたんぱく質が食事から十分とれない状況となると、からだは筋肉内に蓄えられているたんぱく質を分解し、足りない分を補おうとします。つまりしっかり食べて活動量を維持し、筋トレやストレッチを行うことで筋肉を維持していくことが大事です。

○サルコペニアって知っていますか?
サルコペニアとは、加齢に伴う筋肉量や筋力低下をさし、加齢性筋肉減少症とも言われます。筋肉量の減少に加え、筋力の低下や身体能力の低下を併せ持つ場合に診断されます。

○たんぱく質は1日3食で分けて食べましょう。
隠れ肥満もサルコペニアもたんぱく
質(肉・魚・卵・大豆製品・乳製品)をしっかりとることが大切です。しかもたんぱく質は多くとっても貯めることが出来ません。3食の食事のたびに取り入れることが重要です。
1食量のめやすとしては、最低でも手のひら1つ分のたんぱく質をとるよう心がけましょう。

【注意】たんぱく質摂取について、腎機能が低下している方は主治医の指示に従ってください。

子育てポータルサイトに時間短縮レシピやアレンジレシピを掲載しています。忙しい毎日の食事づくりに、ぜひお役立てください。

問合せ:健康福祉課健康増進係
【電話】357-7449