- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県利府町
- 広報紙名 : 広報りふ 令和7年5月号
令和7年3月24日に、東日本大震災に係る災害援護資金償還金の不明金が発覚したことを発端として、日本赤十字社宮城県支部利府町分区活動資金(会費)、令和6年9月能登半島地震災害義援金、令和6年能登半島大雨災害義援金において、担当職員1名が、町民や町内会等から預かった金銭を着服し、私的に流用したことが発覚いたしました。
当該職員については、4月7日付をもって懲戒免職処分とするとともに、紛失金の隠蔽に関与した管理監督職員等についても厳正な懲戒処分を行いました。
■再発防止に向けた取組
全職員に、コンプライアンスおよび公務員倫理に対する意識を強化させるための研修を改めて実施します。また、公金および準公金取扱マニュアルを策定し、公金等に対するチェック体制の強化を図るとともに、現金保管を伴う管理をできる限り減らすなど、事務の見直しを図ってまいります。
今回の不祥事は、当該職員の倫理観の欠如や公務員としての自覚の不足だけでなく、組織としての管理監督体制の甘さに起因するものと言わざるを得ません。
全職員に対し、コンプライアンスを徹底させるとともに、とりわけ幹部職員には、部下を指導育成する立場として率先して不正行為の防止に努めさせ、公正な職務の遂行を徹底させてまいります。
私も、利府町の町政運営を託されている長として、今回の事案を非常に重く受け止めるとともに、未然に防ぐことができなかった責任を痛感しております。二度とこのような不祥事を起こさないよう、全身全霊で町政に向き合い、町民の皆様の信頼を一日も早く回復すべく全力を尽くしてまいります。
利府町長 熊谷 大(ゆたか)