- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県利府町
- 広報紙名 : 広報りふ 令和7年6月号
■「ゼロカーボンシティ」の実現を目指して
6月は「環境月間」です。環境月間は、環境保全の重要性を認識し、行動を促すための期間で、カーボンニュートラルに向けた取り組みともつながっています。この機会に、これまで気づかなかった環境についての発見、身近なところで進んでいる取り組み、これから始めたい、または継続しているご自身の環境への取り組みについて改めて考えてみる月間にしましょう。
◆カーボンニュートラルとは?
◇温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすること!
“実質ゼロ”というのは、単純に二酸化炭素の排出をゼロにすることではありません。二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの「排出量」と植林・森林管理などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
利府町では、2022年10月に「利府町ゼロカーボンシティ」を宣言し、2050年ゼロカーボンシティの実現を目指しています。
出典:環境省脱炭素ポータル
(【HP】https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/)
※詳しくは本紙をご覧ください
◆先ずは、できること・手の届くところから始めよう
ゼロカーボンシティの実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。暮らしの中でできることを一部紹介しますので、できるところから取り組んでみましょう!
◆地球のために、わたしたちのためにスマートライフを始めましょう
スマートライフとは、10年前と比べ消費電力量が格段に削減された省エネ家電に、太陽光発電・燃料電池などの創エネ機器と、蓄電池・電気自動車などの蓄エネ機器とを組み合わせて、HEMS(※)で暮らしのエネルギーを管理し、エネルギーをムダなく、効率よく利用するライフスタイルのことです。
再生可能エネルギーの活用による電気をつくる創エネ(太陽光パネルの設置など)や、かしこく使う省エネ(省エネ家電の導入)を検討してスマートライフを始めてみましょう。
また、日々の行動を見直して、徒歩、自転車や公共交通機関など自動車以外の移動手段の選択、宅配サービスの再配達をなくすために日時指定や宅配ボックスを利用するなどCO2排出削減に取り組みましょう。
※HEMS…Home Energy Management Systemの略(家庭で使うエネルギーを節約する管理・システム)
◇「生活の様々な場面の脱炭素に資する行動によるCO2排出削減効果算定の一例」
出典:環境省脱炭素ポータル
(【HP】https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/)
◆ごみの減量化に向けたリユースを意識しましょう
ごみの処理には膨大なエネルギー消費によるCO2の排出が大きいため、ゼロカーボンシティの実現には、ごみを減らすことも大切です。ごみ減量のためにリユースにも取り組みましょう。自分ではもう必要ないとごみに出す前に再利用できないか考えて、まだ使えるものは「おいくら」を活用して手間なく買い取ってもらうのも一つの方法です。
利府町では「おいくら」と連携し、リユースへの取り組みを推進しています。
問合せ:生活環境課 環境衛生係
【電話】767-2119