- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県利府町
- 広報紙名 : 広報りふ 令和7年6月号
「十符人(とふと)」では、毎月、利府の魅力づくりや魅力発信に貢献している方を取り上げていきます。
■利府第二小学校6年生 囲碁アマチュア六段
渋谷 宗志(しぶたに そうし)さん
2013年生まれ、利府町(神谷沢)在住。小学校入学前から『利府子ども囲碁教室』(※1)に通い、小学3年生で初段を取得。段位の取得後は全国的なこども囲碁大会への出場、また上位入賞を果たし、今年3月には『ボンド杯全日本こども囲碁大会』で全国第5位に入賞。2025年3月『令和6年度利府町文化芸術・スポーツ表彰』を受賞。
◇自分で考え抜いて、自由に戦う。囲碁の楽しさをたくさんの人に。
「囲碁は、相手や状況に合わせて自分なりにいろいろな戦略を立て、自由に戦えるところが面白いし、ちっとも飽きない」と話すのは、利府第二小学校6年生の渋谷宗志くん。始めたきっかけは、小学校入学前にお姉ちゃんと行った『利府子ども囲碁教室』(※1)。「楽しくて、すぐにハマっちゃった」と笑う渋谷くん。メキメキと力をつけ、小学3年生で初段を取得。小・中学生の日本一を決める『クレスコ杯ジュニア本因坊戦』や『ボンド杯全日本こども囲碁大会』などに宮城県代表として出場。昨年は『第45回文部科学大臣杯少年少女囲碁大会・小学生の部』で全国ベスト8に。「最近で一番うれしかったのは、今年3月に行われたボンド杯で5位に入賞できたこと」と渋谷くん。囲碁の勉強は朝5時から学校へ行くまでの1〜2時間、夜は2〜3時間程度。棋譜(※2)を見て研究したり、問題を解いたり。AIとの対局、オンライン対局はもちろんのこと、Zoomを使って研究会に参加することもあると言います。「でも、学校では友達とサッカーをするのが大好き」と笑顔。「中学校に行っても囲碁を続けたい。尊敬するのは囲碁の世界一に輝いた一力遼(いちりきりょう)さん」。「囲碁の楽しさをもっとたくさんの人に知って欲しい。おすすめは初心者にもわかりやすい『囲碁であそぼ!』というアプリ。興味のある人はぜひ、試してみてください」と話してくれました。
(※1)現在、お休み中。
(※2)囲碁や将棋などで対局者が打った手順を記録したもの。