くらし 〔特集〕市の財政(2)

■企業会計
企業会計は、地方公営企業法を適用し、独立採算制で行う会計です。

◆病院事業
新型コロナウイルス感染症患者のための病床確保等補助金の減少や、給与費や物価高騰などによる経費が増加したため、事業全体では8億3,905万円の赤字となりました。

▽主な事業
・地域救命救急センター整備
・高層棟冷暖房設備更新

◆水道事業
水道料金収入の減少により、事業収益が減少しましたが、水道事業全体では1億6,306万円の黒字となりました。
この純利益(利益剰余金)は、借入金の返済に充てるため積み立てました。

▽主な事業
・老朽管の更新
・配水管布設替
・山館浄水場送水ポンプ更新
・中山取水場の耐震補強

※資本的収支の不足額を会計処理上補う財源の一つで、減価償却など現金支出を伴わない経費を蓄積した資金のこと

◆工業用水道事業
事業所からの水道料金収入は増加したものの、長期前受金戻入などの減少により、事業収益は減少しました。
また、施設維持管理費用の減少などで、工業用水道事業全体では519万円の黒字となりました。
なお、給水先は29事業所で、主に医療用機械器具製造業および医薬品製造業における使用水量の増加により、給水量は前年度と比べて5.54%増加しました。

◆下水道事業
公共下水道を整備するために毎年発生する費用は、下水道の使用料収入だけでは賄うことができません。このため、下水道事業全体では1億9,700万円の赤字となりました。

▽主な事業
・釈迦内・八坂・小館花の下水道整備

問合せ:財政課
【電話】43-7030