くらし 特集 自分らしい未来のために~結婚を希望する人を応援します~(1)

■特集-Special Feature-自分らしい未来のために~結婚を希望する人を応援します~
「結婚したいけれど、出会いがない」、「結婚するには経済面で不安がある」。
少子化と人口減少が進む中、結婚をめぐる環境にもさまざまな課題が生まれています。
一方で、「結婚は必ずしも人生の答えではない」という価値観も広がり、どのような生き方を選んでも尊重される社会であることも大切です。
誰もが心地よく暮らせる地域づくりと、結婚を望む人への支援について、この特集で取り上げます。

▽今年、二十歳を迎える男女に聞きました
結婚ってどんなイメージ?
・喜びも困難も分かち合いながら、愛する人と生涯を共にできることは、とても幸せなこと
・老後、共に生活するパートナーがいることは、精神的な支えになるし、将来に対する安心感がある
・家族を持つことは責任を伴うため、覚悟や経済力、将来を見据えた計画性が必要
・結婚することで、家事や育児がプレッシャーとなる反面、仕事への活力も生まれる
・家族のために時間を使うことが増え、独身時代のように趣味や交友関係に時間を自由に使えない
・子どもがいる人生もいない人生もどちらも素敵だと思うが、もし縁あって子どもを育てる経験ができたら、自分自身もわが子と一緒に成長できる
・結婚することで、転居や出産、育児などにより、キャリアに影響が出る可能性
・共働き夫婦が多い現代で夫婦生活を円満に過ごすためには、家事・育児の協力と分担が必要

▽人口の推移
過去10年で約20%減少
単位:人

出典:国勢調査

▽未婚率の推移
25~34歳の未婚率の上昇幅が最も大きい
単位:%

出典:国勢調査

▽結婚の現状
結婚を取り巻く環境は、以前と大きく変わってきています。
従来の結婚は、親や親戚、同僚の紹介など、今よりも身近なつながりの中で当たり前に決まっていくものでした。日常の中に自然と出会いがあって、適齢期と言われる年齢になると、結婚する人が多くいました。
一方、現在の結婚は、多様化が進んでいます。進学や転勤で生活圏が広がり、グローバルな価値観で、生き方も人それぞれになりました。インターネットが普及し、異性との出会い方の選択肢も増えています。その反面、周りから当たり前のように紹介される機会は減り、自分から動かないと出会いが見つかりにくくもなりました。
これまでの結婚は「周りが流れを作ってくれるもの」、今では結婚は「自分で決めていくもの」。自由度が上がった分、結婚について悩んだり、慎重になったりする人も増え、「自分らしさ」を大切にすることで、結婚しないという選択肢も一般的になっています。

▽未婚率の上昇
本市の未婚率は年々上昇し、特に25〜34歳の出産・結婚適齢期とされる世代では、未婚率の上昇幅が大きくなっています。
本市の未婚率の推移を見ると、市全体の未婚率は、現時点では全国平均を下回っているものの、その差は縮まり、年々ほとんど無くなってきています。

▽出生率の減少
秋田県の出生率は、30年連続で全国最下位となっており、極めて深刻な状況です。
本市の出生数は平成27年の164人から令和5年には90人へと急激に減少しています。出生率も平成27年の5・0から令和5年では3・2へと低下しています。これは全国平均の6・0を大きく下回る水準であり、未婚率の上昇が出生数の減少に大きく影響していると言えます。
結婚を希望する人が、その意向を実現しやすい環境をつくることは、行政の重要な役割です。本市では、出会いの機会の創出や、生活基盤の安定化につながる支援など、多面的な結婚支援を行うことで、出生率の向上につながる人口減少対策に取り組んでいます。

▽出生状況
秋田県の出生率は30年連続で全国最下位
本市も減少の一途をたどっている
単位:人、パーミル

出典:人口流動調査、秋田県衛生統計年鑑(令和5年)、人口動態統計

▽本市の出生数の推移
若者世代の人口減少により、一貫して減少
単位:人

出典:鹿角市人口ビジョン(令和7年改訂版)

▽本市の未婚率の推移
未婚率は全国平均を下回っているが、ほぼ差は無くなってきている
単位:%

出典:鹿角市人口ビジョン(令和7年改訂版)