くらし 9月は、世界アルツハイマー月間です 9月21日は、認知症の日(世界アルツハイマーデー)です

■9月は、世界アルツハイマー月間です~9月21日は、認知症の日(世界アルツハイマーデー)です~
▽認知症って何?
さまざまな原因によって、脳にトラブルが起こり、認知機能(記憶、判断力など)が働きにくくなったために、日常生活全般に支障をきたす状態です。

▽認知症にはどんな種類があるの?
認知症には、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症があり、最も多いのはアルツハイマー型認知症で全体の約7割を占めます。原因疾患で症状が異なるため、一口に認知症と言っても人それぞれ症状が異なります。

▽アルツハイマー型認知症ってどんな病気?
アルツハイマー型認知症は、脳に不要なたんぱく質がたまることで、脳が委縮し、もの忘れ(記憶障害)が発生する病気です。また、時間や場所がわからなくなったり(見当識障害)、変わっていく自分への不安と気分の落ち込みによって、怒りや拒絶を示すようになったり、物取られなどの妄想(行動・心理症状)も現れます。

▽アルツハイマー型認知症は治らないの?
糖尿病や高血圧、頭部外傷の既往などが、アルツハイマー型認知症の発症のリスクを高めます。
この疾患を根本的に治す治療法はありませんが、早期発見・早期治療によって、効果的に症状を改善したり、進行を遅らせる薬はあります。

▽認知症になると何もできなくなるの?
認知症になったからといって何もできなくなることはありません。
認知症があっても自分ができることを続け、家事や畑・大工仕事をしたり、買い物に行ったり、趣味の時間を過ごすこともできます。認知症と診断がついても、これまで同様に付き合い続けてください。

▽認知症との向き合い方は?
本市では高齢者世帯や一人暮らし世帯が増えてきています。認知症があっても在宅で暮らす人も多くいます。家に閉じこもり、周りから「孤立」してしまうと、どんどん刺激が無くなり、心身ともに老化を進めてしまう恐れがあります。
互いに支え合いながら、誰もが輝き続けることのできる地域をつくりましょう。

▽認知症市民セミナーを開催します
認知症のある当事者とその支援者を講師に、受診までの経緯や診断後の自身の思い、周囲との関係など、症状があることを公表し、自分らしく生活を続けている本人の実際のお話を聴くことができます。入場は無料で、どなたでも参加できますので、お気軽にお申し込みください。
日時:9月10日(水)10時~12時
場所:文化の杜交流館コモッセ文化ホール
テーマ:「認知症の私から今伝えたいこと」
講師:神原繁行(しげゆき)氏(あきたオレンジ大使/横手興生病院)、佐藤昌子(まさこ)氏(支援者/横手興生病院)
申込方法:問い合わせ先に電話でお申し込みください。
申込期限:9月8日(月)

問合せ:あんしん長寿課介護予防班
【電話】30-0103